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ユーザーとの距離の近さは想像以上。プライムSIerから転職して1年、今感じること

みなさん、初めまして。
グループソリューション統括部 スタッフィングビジネスソリューション部のTsuyoshi.Wと申します。

私は約1年前、2021年の8月にパーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)に入社しました。入社から1年と少し経過した今、自分自身が当時何を思って転職し、そこから何を学んできたか、私のキャリアについてご紹介できればと思います。

特にプライムSIerで働いている方は、当時の私と同じような気持ちの方もいるのではないかと思います。ぜひ一つの参考にしていただけると嬉しいです。

※2024年7月1日を以てパーソルプロセス&テクノロジーからパーソルクロステクノロジーへ事業移管されました。記事の内容は執筆当時のものです。

▼プロフィール
Tsuyoshi.W
入社年:2021年8月
所属:グループソリューション統括部スタッフィングビジネスソリューション部
趣味:スポーツ(テニス・観戦全般)/2歳になる愛娘の子育て

2歳になる娘と公園にて。

ずっと感じてきた「ユーザーの声を聞いてシステムを作りたい」という想い

私が前職の大手メーカー系SIerに入社したのは2003年。約18年間、一貫して不動産関連のシステムに携わってきました。

入社当初担当していたのは、大手不動産会社の物件検索システムの保守開発です。この開発を7年ほど経験したのち、今度は基幹システムを新規開発するプロジェクトに参画しました。開発は3年のみでしたが、その後に保守・運用を担当することにもなり、開発と合わせて10年程携わりました。初めは担当者でしたが、年数を重ねプロジェクトをマネジメントする側の経験も積んできました。

特に基幹システムの開発は多くの困難に直面しましたが、学べたことは非常に多く、今の仕事に活きていることも多くあります。

一方、前職で働く中で漠然と、「もっとユーザーの声を聞いてシステムを作りたい」という想いは感じていました。プライムSIerとしてお客さまと直接コミュニケーションを取れる立場ではあったのですが、その相手というのはお客さまの情報システム部門・IT部門の方。基幹システムであれば、実際にシステムを活用されているのは業務を担当されている社員の方なので、その声を聞きたいという気持ちは日に日に強くなりました

「ユーザーの声を聞きたい」と特に感じたのが、システムに障害が発生し、対処が必要なフェーズに直面した時です。情報システム部門・IT部門の方からアラートが上がるものの、お客さまの業務のどの部分に大きな負荷がかかっていて、どこから解決すべきか具体的な情報が入ってこないまま、「とにかく早く対応して!」と急かされることが頻発したのです。

もちろん、情報システム部門・IT部門の方も見えていない部分があるため仕方がない面はあるのですが、ユーザーの方との距離が近ければ、対処の優先順位付け含め、もっと効率的に進められるのに、と感じていました。

他にも、18年間経験してきた中でシステムや仕事に慣れてきたことや、プライベートで子供が産まれたことも一つのきっかけとなり、環境を変えてもっと成長したいと思い転職活動を始めました。

パーソルP&Tの面接では良い意味で選考されている感じがしなかった

転職活動で大切にしていたのは3点、「ユーザーとの距離の近さ」、「基幹システムのプロジェクト」そして「PMとしてキャリアを積めること」です。後ろ二つは、これまでの私の経験を活かせる・伸ばせる観点で重視していた項目です。

転職活動ではいくつかの会社の選考を受けたのですが、パーソルP&Tに関心を持ったのは『GENESIS』というシステムに関する記事をエージェント様からご紹介いただいたのがきっかけでした。

※過去のGENESISの記事はこちらから

『GENESIS』は、パーソルグループの一社である大手派遣会社の基幹システムの名前です。当時の基幹システムについてリプレイスするプロジェクトで、2015年からスタートしているものなのですが、非常に巨大なシステムで、「こんなものを作り上げたのか」と驚いたことを覚えています。

私自身基幹システムのリプレイスを経験する中で大いに苦労したのですが、それを超える規模感の開発を達成されていることを知り、「どのようなノウハウがあるのだろうか」と関心を持ちました。また、お客さまが同じグループであるとのことで、距離の近さ、ユーザーの声が聞こえやすい環境であることにも興味を持ち、選考に臨むことにしました。

面接は、私が望むキャリアについて話したり、興味があることについて質問したりと話しやすい雰囲気で、選考されているように感じなかったことが印象的でした。その中で、ユーザーの方との距離の近さや、同じグループ内の密なコミュニケーションについて具体的に確認ができたこともあり、入社を決めたという経緯です。

ユーザーとの距離の近さ・コミュニケーションの密度は想像以上。

入社後はスタッフィングソリューション部に配属となり、それからは一貫してPMとして働いてきました。細かく分けるとこれまで2つのプロジェクトを経験し、今後大型の開発案件に携わるのですが、いずれも先にご紹介した『GENESIS』に関連するものです。

入社してからの最初の1ヶ月は『GENESIS』のシステムを学ぶことで精一杯でしたが、その後PMとしてプロジェクトにジョインすることになりました。ここからはプロジェクトの推進や課題解決に向き合う日々で、次第にパーソルP&T流のやり方に順応していくことになったのですが、事前に聞いていた通りお客さまにおけるユーザーの方と非常に近い距離で働けており、この点は想像以上でした

また、お客さまと同じ場所で働いているのですが、その中には情報システム部門・IT部門の方はもちろん、普段から『GENESIS』を使っている業務部の方もいらっしゃるため、求めていた「ユーザーの声が生で聞ける環境」もあります。リモート環境でプロジェクトに参画している社員もいますが、チャットツールを用いてタイムリーに質問・相談・確認を進めることもできます。週に一回の定例会に加え、電話やチャットでのコミュニケーションは毎日のようにしているので、コミュニケーションの頻度・密度は前職と比較にならないほどです。

そして、距離の近さに加え、同じパーソルグループの一員であるからなのか、障害時におけるお客さまのスタンスの違いにも驚かされました。前職では、いち早く復旧させるよう求められる一方だったのが、現在はどうすればいいか・どこから解決するかを一緒に考えるスタンスで臨んで頂いています。

中でも、システムの中だけでどう解決するかという話だけでなく、業務全体をみて対策を講じられることは非常に大きいです。「これはシステム側を改修しなくても、業務側でプロセスを変えれば解決できる」という話も含め、効率的な開発・改善ができているように思います。

このような関係性が、私たちとお客さまとの一体感につながっているのだと思いますし、大型で難易度の高い基幹システムリプレイスが成功となった一番の要因ではないかと感じています。

前職で学んだ「型」を活かせている感覚

実際にプロジェクトにジョインしてみたもう一つの感想として、想像以上に柔軟に開発をされてきたシステムである、ということも感じていました。前職では、必要か無駄かに関わらず、とにかくPMBOKのような型にあてはめて進めることが全てだったこともあり、進め方に多少の違いを感じました。

裏を返せば、プロジェクトの品質向上において、私自身の経験を活かせる余地があるということでもあります。前述のPMBOKを含めたプロジェクトマネジメントにおける知識、“こうすれば品質が上がる”といった経験を大いに活かせていると思っていますし、実際に入社して数ヶ月で「自分の意見でプロジェクトを変える」こともできました

前職は会社自体が大きく、またプロジェクトも大型だったこともあり、自分がおかしいなと感じたとしても、そこから変えていくことはまずできませんでした。しかし、パーソルP&Tでは、自分の意見で何かを変えるということをいくつか経験することができました。具体的には、開発のプロセスを変えてみる、エビデンスの取得におけるルールを追加する、などです。

プロジェクトの進め方の柔軟性はもちろん、上司と会話する機会(1on1MTG
)、提案を前向きに受け止めてもらえる風土などがあってのことだと思いますが、実現できることが大いに増えたことは非常にポジティブに捉えています。

PMとして、プロジェクト・組織づくり双方でチャレンジしていきたい

これからも『GENESIS』におけるプロジェクトに関わりますが、まずはPMとして、私自身の経験を活かし、改善できる部分はどんどん変えていければと思っています。同時に、お客さまとの距離の近さを最大限活用し、一層密に、そしてプロジェクト上直接関わらない方含めて幅広く繋がりを作っていきたいです。

また今後は、組織づくりの部分にも力を入れ、若手を中堅に引き上げ、プロジェクトの体制を一層盤石なものにしていくことにも挑戦していきたいと思っています。前述の通り、若手社員と会話する機会は多くあるため、踏み込んで一人ひとりのキャリアを言語化したりや、プロジェクトにおける役割を変えることで知識・経験を積む支援をしていきたいと考えています。

ただ、これらを通じて最終的に実現したいのは、システムを通じてお客さまに良いソリューションを提供するということです。そのため、組織で掲げた目標に一緒に向き合える方に仲間になってほしいな、と思っています。

現在は比較的若手が多いチームですが、その分組織としての伸びしろは十二分にあるチームです。自分の意見が通りやすく、自分の意見でプロジェクトや組織・チームをより良くしていくことも実現しやすいので、そのような環境に関心のある方はぜひ選考にチャレンジして頂ければと思っています。


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