「学び支え合う文化」でAWS認定資格の取得者数が5倍に!部門独自の教育施策とその成果
皆さん、こんにちは。
パーソルクロステクノロジー グループソリューション本部 リクルートメントソリューション部の藤谷と申します。以前の記事(※)でもご紹介した通り、引き続き部内でメンバー教育施策の企画推進に奮闘中です。
※以前の記事はこちら
いきなりですが、私たちの部(リクルートメントソリューション部、略してリクソル)についての自慢から始めさせてください。
2022年度、私たちの部では「AWS認定 Solutions Architect – Associate(SAA)取得者が5倍!」という大きな成果を実現しました。どうしてこのようなことができたか、今回はこの成果の背景についてお話させていただきます。
本記事を読んで、パーソルクロステクノロジーやリクルートメントソリューション部に興味を持っていただけたら幸いです。
※本記事の内容は2023年4月公開当時のものです。
自己紹介
基本的な考え方
まずは改めて、私たちの部門の学習/教育に関する基本的な考え方をご紹介します。
メンバー各自は自らのスキルアップのため継続的に学ぶべき。
組織はその学びを支援するべき。
メンバー各自は学んだ知見を活かして、今度は周囲の学びを支援するべき。
言わずもがなですが、IT業界における技術や、それを活用するためのスキルの世代交代はとてもスピーディです。と同時に、顧客の側でも内製化・DXなどの旗印のもと、自分たちの力でIT技術を活用しようという動きが広がっています。
「IT技術を武器にして顧客の事業を支えること」をミッションとする私たちが今後も顧客へ価値を提供していくためには、「専門性」により一層磨きをかける必要があります。そして、そのための投資として「学びの支援」が不可欠になるのです。
一方で、顧客を支える業務にも実に様々なものがあります。「専門性」を磨くには、その業務に特化した学びも必要になります。メンバー一人ひとりが「教える側」と「教えられる側」に分類されるのではなく、ある時は教え、またある時は教えられる、互恵的な関係性をつくり上げる必要があります。
リクソルの文化と計画
そこでリクソルでは「学びを支え合う文化」("学ぶ" だけでなく "学びを支える"、"教える" ではなく "ともに学ぶ"、そして、 "ともに学ぶ人をつくる")をビジョンに掲げ、様々な取り組みをしてきました。
教育投資(工数)の可視化、教育コンテンツ(勉強会など)の可視化、部門直轄だけでなく有志の勉強会の奨励、学んだ成果の共有(ブログなど)、それらの状況を把握するためのメトリクス収集などが行われています。
取り組みの内容については、半年前のこちらの記事(前編・後編)でも紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
そうした中でも昨年度から新たに始めたものが「AWSスキル強化計画」です。
この計画は、「3年間でAWS基盤で保守/開発業務を行うメンバーの70%に相当する67名の資格取得を目指す」というもの。
この計画の立ち上げと前後して、私はもちろん部内の有志メンバーも様々な勉強会を開催しました。
参加者を公募するとともに、マネジャーからも「このメンバーにはぜひ資格を取ってもらいたい」という候補者を選抜してもらい、該当者にも参加をはたらきかけ、種々の取り組み状況は部内のブログでメンバー向けに月次報告してきました。
取り組みの成果
こうした取り組みが、冒頭で紹介した「AWS認定資格取得者が5倍!」という成果に繋がりました。
昨年度1年間だけでAWS認定資格(SAA)を取得したメンバーは40名。目標としていた36名を上回り、直近4年間の取得者数合計のなんと5倍、同期間の年平均の20倍です。
これにより、今現在、「AWS基盤で保守/開発業務を行うメンバー」の46%が有資格者となりました。冒頭でご説明した「AWSスキル強化計画」の3年後の目標である70%に向けて、初年度は予想以上の好スタートを切ることができたと感じています。また、現在の有資格者の中には、「五冠」(※)と呼ばれるAWSの一般的な資格5つすべてを保有するメンバーも2名も含まれます。
まとめ
どうしてこのような結果が出せたのでしょうか?
たぶんみんな真面目だからですね!・・・というのが冗談のようで冗談でないのですが(笑)
それはそれとして私も「真面目」にお話をすると、次の3点だろうと考えています:
組織としてきちんと目標を掲げたこと
ボトムアップの取り組みを推奨したこと
トップダウンの取り組みもしっかりやったこと
「学びを支え合う文化」というと、一見とても草の根的な、ボトムアップな印象を受けるかもしれません。反対に「◯◯スキル強化計画」というと、とてもトップダウンな印象をもつ方もいらっしゃるかと思います。
しかし、組織としての成長を実現するためにはボトムアップもトップダウンもどちらも必要で、「トップダウンでボトムアップを作り出す取り組みが必要だ」というのが私の考えです。
さて、知ったような口を利いていますが、この通り私自身がこの取り組み方について今まさに学んでいる最中・・・。部門の他メンバーと一緒に日々いろいろなことを学びながら、リクソルのビジョンである「学びを支え合う文化」の実現を目指して活動中です。
私たちと一緒にはたらき、ともに学んでいただける方、ぜひお待ちしています!
※私たちの組織、リクソルについて知りたくなった方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。
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