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【実体験で語る】ITエンジニアの健康管理とメンタルケア。効果を実感したのはこれ!

ITエンジニアの仕事には長時間のデスクワークや高い集中力を求められる作業が多いといった特徴があります。コロナ禍以降はリモートワークが定着し、運動不足や不規則な生活で体調を崩してしまったり、人と会って話す機会が減ったことでメンタルに不調を来したといった方も少なくないでしょう。
このような業務環境で安定して活躍していくためには、積極的にセルフケアを行って心身の健康を保つことがとても大切です。私自身がリモートワークの中で心身のバランスを崩し、そこからリカバリーするために意識して行ってきたこと、効果を実感したことなどをいくつかご紹介します。


プロフィール

Geumhee.G
グループソリューション本部 リクルートメントビジネスソリューション部
エージェントサービスG エージェントサービスT

前職でシステム開発業務の経験を積んだ後、人材育成に力を入れており、より多くの成長の機会がある点に魅力に感じて2022年6月にパーソルクロステクノロジーに入社。現在はグループ会社のキャリアエージェント向け社内システムの保守運用業務などを担当している。

リモートワークで身体と心に異変。生活習慣の一新を決意

私は現在、グループ会社のキャリアエージェントが利用する業務システムの保守運用の業務を行っています。ITエンジニアの仕事はデスクに長時間座って根を詰めて行う作業が多く、腰や肩などを痛めがちです。私も以前はよく整体院に通っていました。

また、多くのITエンジニアと同様、コロナ禍以降は私の仕事も自宅でのリモートワークが中心となりました。通勤がなくなって身体を動かす機会が極端に減り、1日に200歩程度しか歩かない日が続くほどでした。食事も自宅で摂れるので、平日は本当に歩きません。座る姿勢が悪かったためか身体の節々が痛くなり、体重も一気に増えてしまいました。

さらに、家で仕事をしていると同僚や上司と話す機会が減り、仕事のことばかりを一人で考え込んでしまう時間が増えました。考えが煮詰まってしまうようなことが増え、メンタル面でも不調を感じていました。

こうした身体やメンタルの不調は悪循環を招きました。保守運用の仕事ではシステムに障害が起きると夜中に連絡が来ることも稀にあり、PCを立ち上げて作業することもあります。真夜中に障害対応を済ませた後、そのまま朝まで寝付けなくなってしまったこともあります。そんなときには、睡眠不足や運動不足による心身のダルさが何日も続いた時もありました。

こんな生活が続いて「このままではダメだ!」と思った私は、生活習慣を変えることを決意しました。以前から腰痛対策としてピラティスをしており、体幹を強くして座る姿勢は改善できたのですが、心身の状態が良くなったと感じるまでには至っていませんでした。そこで、日々の生活に身体と心に良いことをもっと取り入れようと考えたのです。

以降では、私が心身のセルフケアのために取り入れ、効果があったと実感している習慣と生活の工夫をいくつかご紹介します。

ストレッチやランニング、ジム通いで適度な運動の習慣を付ける

私が心身のセルフケアに最も効果があったと感じているのは、毎日のストレッチやランニング、フィットネスジム通いなど、適度な運動の習慣です。リモートワークで通勤がない代わりに、浮いた時間を身体を動かすことに使うのです。最初は辛いと感じましたが、ランニングに関しては週に3、4日、一度に30〜40分走れるようになりました。

リモートワークで家に閉じこもりきりだと、毎日の天気や季節、街中の変化などになかなか気づきません。外に出てランニングするようになってから、それらを肌で感じるようになり、気分もリフレッシュできるようになりました。

身体を動かすメリットはそれだけではありません。ランニングやジム通いにより身体が適度に疲れるので、夜にベッドに入るとすぐに寝付けるようになりましたし、体重が重いと走っていて膝が痛くなるので、体重を適度に保とうというモチベーションも生まれました。今はまさに、ヘルシーな食事に切り替えているところです。

こんな風に運動を習慣づけるよう努力していますが、ときには「今日は面倒だな…」と億劫になることがあります。その気持ちに負けてしまったら、以前の状態に戻ってしまうかもしれません。そこで、私は「今日は少なくともこれをこなそう」「もうちょっと頑張ってここまでやろう」といったことをTODOアプリでリスト化し、それをクリアできるよう毎日頑張っています。これをやり始めてから億劫なときでも運動しに外に出られるようになったので、TODOアプリを使った習慣付けはお薦めです。

食事とデスク環境、睡眠にも気を配る

身体を良い状態に保つために、食事、デスクや睡眠の環境にも気を配るようになりました。

私は料理をするのが好きなので、今は一日の仕事が終わったら、次の日に食べる野菜を洗ってサラダ用に準備し、肉に味付けしてすぐに焼いて食べられるようにしています。以前は食材の買い出しを面倒に感じることもありましたが、今は違います。歩くことも運動の一つだと考えると、買い物は絶好の機会だからです。できるだけ買いだめをせず、毎日小まめに必要なものだけを買うようにしています。

献立については、最近はYouTubeコンテンツを参考にすることが多いですね。炭水化物の摂り過ぎは良くないそうなので、炭水化物を控えたレシピや、豆乳を使ったクリームリゾット、豆腐のグラタンなど、今まで知らなかったレシピを沢山見つけて試しています。

仕事用のデスク環境も変えました。以前はずっと同じ姿勢で座っていたため身体が硬くなってしまっていました。そこで、高さを自由に変えられるデスクに変え、座っている時間が長いなと感じたときはデスクを高くし、しばらく立った姿勢で仕事をするようにしています。これは気分転換にもなります。

睡眠に関しては、枕を変えました。頭が収まるくぼみが付いたタイプに変えたことで、以前よりもぐっすりと眠れるようになりました。寝るときはアイマスクを付けています。落ち着いて眠れるのでお薦めですよ。

オフはしっかりと息抜きをして気分転換

メンタル面に関しては、オフにしっかりと息抜きをすることが大切だと感じています。今は健康的な食事を心掛けているので、制限している食べ物が結構あります。そんな食事が続くと、やはり少しうんざりしてくるんですよね。そこで、週末の1日は外に出て外食したり、少し遠くに出かけて散歩したりしています。先日も友人とアートの展示会に足を運びました。普段とは違った世界を見せてくれるアート作品を鑑賞しているとリフレッシュできますね。

また、リモートワークが始まってから、自分の心身の状態について上司と話す機会が増えました。「体調が悪いです」とか「睡眠不足です」とか、自分の状態について率直に話すようにしています。「健康のために運動しています」と話したら、そのことを覚えていてくれて、後日に「その後どうですか、まだ頑張っていますか?」と声を掛けられたことがありました。そう言ってもらえると、自分でも改めて健康管理を意識するようになりますし、応援していただいているようで嬉しいですね。

Just Do It. ─ 身体と心の健康のために、良い習慣はとにかく続けよう!

私はこのように身体とメンタルのケアを積極的に行うようになったことで、心身を良い状態に保ち、以前よりも仕事を楽しく、意欲的にできるようになったと感じています。

IT業界では、常に新たな技術やサービスが登場してきます。私はそれらをキャッチアップしながら、自分ができる仕事の幅を広げていきたいと思っています。それがITエンジニアとしての成長にもつながるはずですし、そのためには常に学び続ける必要があります。心身の状態が良くないと、仕事が終わった後は疲れて何もしたくなくなってしまいます。逆に心身の状態が良ければ、自分の成長のための勉強にも打ち込めるようになります。

また、ITエンジニアの仕事では、一つのことをずっと突き詰めて考えることが多くあります。それが長く続くと、時々、頭が回らなくなってしまったり、壁にぶつかって先に進めなくなったりすることがあります。そんなときは、少し仕事から離れて自分の時間を過ごすことで、頭を切り替え、気分もリフレッシュできます。私の場合はそれが運動や料理なのですが、別に何でもよいと思います。とにかく仕事から少し離れて気分転換することで、煮詰まった状態から抜け出したり、新しいアイデアが浮かんだりするので、そうした機会を積極的に作るのもよいと思います。

ただ、やはり毎日何かを続けるのは大変ですし、ときにはやる気が湧かないときもあります。私はそんなとき、スポーツ用品メーカーのNikeのキャッチコピー「Just Do It.(とにかくやってみよう)」を思い出すようにしています。「今日は外に出たくないな」という気分のときも、「一度やると決めたら、とにかくやろう」と行動することで、気分も乗ってくるのです。

私が所属するグループソリューション本部では、パーソルグループのシステム開発から保守運用などのご支援をしています。エンジニアとしてさらに成長できる機会を探している方は、ぜひ私たちと共に仕事をしませんか。


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