キャリア形成支援が充実している企業カルチャーの活用体験の紹介
■自己紹介
こんにちは!システムソリューション事業部 エンタープライズソリューション統括部 ITサービス部のAyashi.Oと申します。
パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)には、2021年4月に入社しました。前職では大阪の人材サービス企業のSI部門におり23年勤続しておりましたが、規模が小さいこともあり「SIを続けていく努力?」から積年の疲れのようなものが蓄積し、新天地を求め転職しました。
その際、慣れ親しんだ大阪を離れ埼玉に転居しました。当時はコロナ渦であったので埼玉の本来の人の多さには全く気付かず。現状では休日の17号や254号の混み具合に辟易しており、リモートワーク中心なら圏央道の外側に住んでも良かったのでは、と思いつつも都内のお客様先に行くこともあり、首都圏通勤の洗礼を浴びております(笑)。
趣味は将棋とオートバイです。将棋は将棋ウォーズというアプリを愛用しており、ここ10年では人生の5%の時間を将棋に費やしていることがわかりました。オートバイはだんだんタフネスさがなくなり、以前は給油から次の給油まで休憩なしとかできていたのですが、今では月一でちょろちょろっと走行する程度です。
前置きが長くなりましたが、本記事で私がご紹介したい話題はパーソルP&Tの「キャリア形成支援が充実している企業カルチャーの活用体験」になります。3年を振り返り改めて入社して良かった!と感じておりますので、私が享受した体験を聞いてください。
■技術向上を支援する施策の活用
私の現在の役割はプロジェクトマネージャー(PM)です。前職では加えて組織の運営も担っておりましたので、今後の売上を立てるための営業、受注活動や要員の育成、管理、採用など自身の担当組織を運営する全てが職務でした。パーソルP&Tではしっかり役割分担がされております。
例えば、営業、プリセールス、ラインマネージャーという存在がありますので、PMはプロジェクトを立ち上げて推進することに注力できるようになっています。ここが重要なことで、業務が限定されることで予測が立てやすくなり、計画との差異も少なくなります。その結果、自身のキャリア形成を考えるための精神的及び時間的な余裕が生まれます。
転職後すぐに3つのプロジェクトを併行して担当するようになりましたが、前述の理由により、負担と感じることもなく進めることができました。そこでこの会社では何が用意されているのだろうか、と社内やパーソルホールディングスの施策に目を向けるようになりました。
施策の推進元は大きく2種類。私が所属するパーソルP&T(個社)が実施するものと、パーソルホールディングス全体(グループ施策と呼んでいます)で実施されるものがあり、それぞれに社内ポータルがあります。
私は朝の日課として、グループポータルと個社ポータルのチェックをしており、ポータル、メール、Teamsなどで施策の情報を得ています。
「技術向上を支援する施策」は、主にパーソルP&Tで実施されていますが、非常に充実しています。なかでも私がもっとも活用しているのが「資格インセンティブ制度」です。対象資格はなんと285種類となります。(※2024年4月現在)
今回記事を書くにあたり初めて合計してみましたが、本当にびっくりしました。定番であるIPAの他AWSやMicrosoftなどのベンダー資格も網羅されています。対象資格は半期毎に見直しが実施されており、エンジニアの希望も積極的に取り入れてもらえます。
私もスクラムマスターをキャリアに加えたいと考え、プロフェッショナルスクラムマスター(PSM)について上長に相談したところ対象に追加され、早速取得しました。ちなみに私はその中で入社後にSIに関わる技術系の資格は15件取得しています。まだまだですね。
次にご紹介したい施策は開発標準の研修になります。こちらはオンラインでの集合研修で上流から納品までのプロセスについて、時間をかけて詳しく丁寧に説明してもらえます。研修の特徴としてシステムソリューション事業部の各部署から集まったメンバーでチームを構成しますので、普段関わることのない方とのコミュニケーションがあります。
それぞれに違う経歴、スキルで会話することで、チーム課題への取組み、相互の指摘に新たな気づきも多く研修の時間が楽しみになります。他には製品研修もあり、たとえば「RPAでも異なる製品の研修」を経験することで、製品のメリット、デメリットを知ることができ、実際のお客様への提案に活かすことにもつながります。
実業務では自社PJをマネジメントする形式以外にも、お客様のPJを支援するPMOも担当しています。パーソルP&Tが蓄積したマジネントスキルを提供するという機会になります。さまざまな状況、課題に対応するわけですが、その判断の際「体系立てた知識の裏付け」があることで、より正解に近い行動が選択できるようになります。
そのためPM/PMO担当には、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMP取得を支援しており、受験費用、インセンティブに加え研修費用も全額サポートされます。私も制度を活用しPMPを取得しました。PMBOKを理解することでマネジメントの可視化が身近になり、実用的な知識として業務へのプラス効果を感じています。
■ビジネススキルを磨く施策の活用
次にご紹介するのは「ビジネススキルを磨く施策の活用」となり、企業カルチャーとしての驚き、新鮮さについてインパクトがありました。先ほど「SIに関わる技術系の資格を15件取得」と書きましたが、私の直接の本業ではない分野の資格も別途5件取得しています。
たとえば、エネルギー系のエネルギーマネジメントアドバイザー、環境系のライフサイクルアセスメント、ドローンの無人航空従事者試験、です。なぜこのような資格も推奨されているかというとパーソルP&Tでは、SIのみにとどまらず、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)でもお客様の支援を行っており、お客様のニーズに応じて幅広くサービスを提供しているためです。
社内システムで資格取得者を検索することができ、例えばエネルギーマネジメントアドバイザーを多く取得している傾向がある部署もわかります。それを見て「この部署では恐らくこういう業種のお客様にサービスを提供しているのだろうな」と想像し、何かの社内イベントでお会いした時に是非お話してみようという楽しみにつなげています。
また資格を取得するレベルになりますと蓄積できる知識が専門的、網羅的になります。たとえば「サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリントの算定・検証に関する検討会」について興味がなければ知る由もありませんが、資格勉強により、温室効果ガスに対して社会、企業が抱える課題への理解が深まり、顧客が解決すべき課題の一つとして具体的に認識することができます。
情報システム担当者だけではなくビジネス部門の担当者と会話する機会もありますので、知識が活かせる機会も登場します。見積もりをし具体化する担当案件そのものではなくても、お客様の業界に関わる雑談ができることでもよいと考えています。たとえば通信キャリアのお客様ですと、ローカル5Gや5G/4G基地局の互換性など、聞いてみたいことは沢山あります。パーソルホールディングス全体で実施される施策はさらに多様になります。
公募型研修@(アット)という施策をご紹介します。研修の大きな目的は、キャリアオーナーシップを持つことにありますが実現方法がユニークです。
私が参画した会では、パーソル内の各社から集まった4人で1チームを形成し、プロボノを実施しました。企業も公募されており私達のプロボノ先は関西に本社を構える食品会社でした。
数か月にわたりその企業の経営者、担当者と活動し、冷凍食品の新製品の企画・開発を実施しました。その企業の理念に沿った新製品について、様々な観点で検討、評価を行い作り上げていく内容となります。顧客側視点でのマーケテイングを体験し、成果として纏めて発表の場を持つことで、ビジネスアーキテクトとして求められるスキルについても研鑽することができました。研修は@(アット)以外にも多数準備されています。
つい先日まで新規事業創出の研修にも参加しておりました。こちらも同じくパーソル各社から集まったメンバーでチームを形成し、各人の新規事業アイデアからチームアイデアを選抜し、事業プランに昇格させるという内容です。その過程の中で、パーソルのHiProという仕組みを利用して、実際にペルソナとなる方に事業アイデアを謝礼付インタビュー(謝礼代金は研修予算で組まれています)を実施するという本格的なものです。
成果を発表し参加者や専門家に評価をもらい研修は終了となりました。希望者にはこの研修で温めたアイデアをさらに検討し事業化するエントリーに進める選択肢もあり、私達のチームは数名残ってさらに挑戦することを決定しました。などなど、他にもまだまだ研修がありますが、一旦ここでご紹介は切らせていただきます。
■資格試験対策における効率的な学習方法
最後のテーマは資格試験対策になります。AWSのソリューションアーキテクト(アソシエイトレベル)は、人気資格ですが、こちらは集合研修が定期開催されており、パーソルP&T一のAWS通の方が講師を担当しています。
参加者全員で共通のテキストを読み進め、毎週集まって確認するという形式なので学習ペースや理解度のサポートがあり、何か特に頑張ったなーと感じることもなく資格取得まで辿り着くことができます。とは言っても冒頭に285も対象資格があると書いたように、ほとんどの資格取得は孤独で自身との闘いになります。まず成功体験を重ねることが自身を鼓舞しモチベーションを継続させますので、重要なポイントは「落ちないこと」です。
落ちないためには、ゴールから逆算した活動が必要になります。逆算するためには必要な勉強の内容、量(タスク)を先に見極めて、試験当日までにそのタスクを実施する時間を確保することになります。私の場合、「参考書+問題集」を実施すれば合格ラインに達します。
参考書は公式図書を優先し、公式がないものはAmazonのレビューなどで評価の良いものを選んでいます。買うのはメルカリでもよいですが、必ず「最新版」を購入することにしています。1版ぐらい古くても大丈夫なように思いますが、合格or不合格の結果しかないので、もし落ちた際に書籍選択を後悔することを避けるためです。参考書は日本語版でないと不安なので、日本語書籍がない試験は見送っています。
次に問題集ですが、パーソルP&TではUdemyBusinessとPing-tがありますので、そこにあれば活用します。ないものは書籍購入になります。量はUdemy、Ping-tにあるだけやります。Udemyに1,000問あれば1,000問やります。ここは妥協しません。同じく落ちた際に「200問やってなかったから」という後悔を避けるためです。Udemyに関しては原文が英語でも日本語に翻訳して使います。
翻訳の精度が不安な場合がありますが、本番の試験でも同様の翻訳レベルで出題されている事もあり逆に見慣れていることもあります。また、Udemyの問題は総じて本番より難しいのでそこもプラスです。ここに書いた調子で2023年の下期は12の資格取得をする見込みです。いつの日か285資格全て取得する気持ちでやっております。
■終わりに
いかがでしたか?パーソルP&Tは「学習する組織」を目指し、さまざまな学びを助ける環境が用意されています。
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