ユーザーの声を近くで聞ける環境で、最先端の技術に触れながら成長できるプロジェクト
モダンアプリソリューション部は、2021年4月にパーソルプロセス&テクノロジー(以下パーソルP&T) システムソリューション事業部 DXソリューション統括部に新設された部門です。
プライムベンダーとしてエンドユーザーに関わり、先進技術・クラウドサービスを通じたソリューションサービスを提供し、これまで以上にお客様の課題を解決することがミッションです。
本記事では同部でご活躍されるお二人にお話を伺い、実際に携わったプロジェクトやお客さまとの関わり方、働く魅力について伺いました。
▼インタビュイーのご紹介
※Mitsuki.Iさんの過去の記事はこちらから
※Kota.Eさんの過去の記事はこちらから
【インタビュイーのご紹介】受託開発に加え、製品のローコード活用支援・コンサルティングに従事
──お二人には以前、「わたしのキャリア」を執筆いただきました。それから少し期間が空きましたが、まずは最近のお仕事についてお話しいただけますか。
Mitsuki.I:
前回の記事に引き続き、通信業界の某大手クライアント向けに「Power Platform」というローコード開発ツールを使った業務効率化支援を行っています。
ツールを使って開発されている現場の方からのお問い合わせ対応や、スキルアップトレーニングの企画が主な仕事です。
加えて最近は、同じお客様のシステム開発を請け負うプロジェクトにもアサインされています。
Kota.E:
私も前回同様、Dynamics 365の導入業務、Power Platformを活用した内製ローコード開発支援とトレーニング講師を担当しています。
最近は、お客さまのDX人材施策支援の一環で、トレーニングの内容を映像配信する取り組みを行なっています。オンラインの動画コンテンツを作るのは初めてなので、試行錯誤しつつ、楽しみながら取り組んでいます。
また、Mitsukiさんとは別プロジェクトですが受託開発も担っており、上流工程のコンサルティングから開発の実装まで一貫して行っています。
【組織の魅力】技術力向上に積極的で、組織の方向性が見える
──次に、お二人の組織の特色について教えてください。
Kota.E:
私はこれまでベンチャーのSES企業、フリーランスなどさまざまな環境で働いてきたのですが、過去の環境と比べてマネージャーとメンバーの距離感が非常に近いと思います。
少なくとも隔週等のタイミングでマネージャーと1on1面談をしており、案件について課題を共有したり、進め方を相談したり、今後何をしていきたいのかを話したりできる機会があります。
お客さまへ価値を提供している生産部門と戦略を考えるマネジメント部門とが二人三脚で動けている感覚があり、実際に私も組織の今後の方針について理解できていると思います。
具体的には、Power Platform、Dynamics365の2製品について、今は「事例を増やしていこう」というフェーズであり、そのためにチーム内の技術力向上に注力している段階だ、といった感じです。
Mitsuki.I:
Kotaさんと同じく、コミュニケーションが取りやすく、かつチームとして技術力を上げていこうという姿勢がある組織だと思います。1on1に加え、部会の中で毎週持ち回りでメンバーの発表時間があるのですが、この時間ではプロジェクトの事例や活用した技術を共有しています。
Kota.E:
お互いの技術をシェアできるのはいいですよね。
発表内容は完全に本人に委ねられており、テーマ含め自由なんです。例えば先日の発表では、普段の業務とは全く関係ない「IoT」に関する発表がありました。
このように、私たちの部門には「自分が興味を持ち、メンバーに共有したいことであればどんなことを発信してもいいんだ」という雰囲気があります。本人が何をやりたいのか、今何を感じているのかが伝わりますし、なんでも受け入れてくれる雰囲気が風通しの良い風土につながっている気がします。
Mitsuki.I:
技術力向上に関しては、前職と比べても施策・取り組みが活発だなと感じます。
例えば、部全体の技術力を底上げするため、案件とは別に個々のメンバーに役割が分担されています。ちなみに私はDynamics365アプリ内の「Customer Services」という機能に関するウェビナーの設計を担当しています。
資格取得に対するインセンティブがあったり、eラーニングシステムや研修などの体制が整っていたりしますし、マネージャー陣もかなり入り込んで手厚くサポートしてくれますね。
【プロジェクト紹介①】業務を行いつつローコード開発するお客さまを「直接」支援できる
──Mitsukiさん、現在携わっているプロジェクトについて教えていただけますか。
Mitsuki.I:
冒頭お話しした通信業界の某大手クライアントの支援プロジェクトについてお話しします。私の直接のお客さまは、社内でBPR(※)を推進されているチームの方です。
お客さまではエンジニアではない現場社員が主体となってPower Platformを活用したローコード開発を進めており、私たちはBPRチームの一員としてお客様と一緒にアプリの構想から検討し、開発を支援しています。
プロジェクト開始直後はすぐに回答できる簡易な質問が多かったのですが、最近は現場の皆さんの技術力が向上し、回答に時間を要するハイレベルなものが増えてきました。そのため、適宜調べたりMicrosoftのサポートに問い合わせたりしつつ、なるべくスピーディに、かつ正確に回答することを心がけています。
──お客さまにとってのゴールは何ですか?
Mitsuki.I:
お客さまが目指しているのは「BPR活動の浸透」です。そのため私たちには、現場で開発するユーザーと近い立場でサポートしてほしい、ということを求められています。
お客さまとは週に一回一時間の定例ミーティングの場を設けており、最近どのようなお問合せを受けたのか、その状況がどうなっているかを確認しています。また、何かご相談事が生じたときはTeamsでタイムリーにやり取りさせていただいており、ほぼ毎日密にコミュニケーションをとっていますね。
──技術面のサポートということで、Mitsukiさんご自身も技術力の向上に努められているのではないかと思います。具体的にはどのようなことをされているのですか。
Mitsuki.I:
常日頃からMicrosoftの公式レファレンスを見たり、ラーニングサイトで学習したりすることは心がけています。ただ、領域が非常に広く情報量も膨大なので、全てを網羅的に確認することは正直難しいです。
そのため、同じ部内で高い技術力を持つメンバーに質問し、効率よく知識をつけていくことを意識しています。
また、いただいたお問合せをきっかけとして、「今回はこう回答したけれど他の方法ではできないだろうか?」を考えたり、派生して「こんなこともできるのではないか」と考えたりする等、実践をベースに広げて考えるようにしています。
──前職ではSIerで受託開発をご経験され、現在全く異なる形でお客さまを支援されていると思いますが、どのような部分にやりがいを感じられていますか。
Mitsuki.I:
Power Platformで開発されている現場ユーザーの方と、とても近い距離で開発を進められている点です。
リアルな声を聞けるため、「初学者の方がどこでつまずくのか」を知ることができたり、回答することで自身の学びになったりすることから、技術的にも成長できているなと思います。
また、現場の方はもともと開発をされてきた方ではないので、進め方に難しさを感じることはあるのですが、それをどうコントロールし進めるか、どう伝えるのか工夫することにもやりがいを感じます。
そして何より、エンジニアとして携わったアプリケーションを実際に使ってもらい、「こんな感じで使っているよ」「使いやすくて助かっているよ」とお声をいただけることが多いです。
お客さまの社内ではBRP推進活動を表彰するアワードが定期的に開催されているのですが、ここで私が携わったアプリケーションが選考に進んでいるという情報を聞いたときはとても嬉しかったですね。
──今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか。
Mitsuki.I:
このプロジェクトはスタートしてから一年程経過し、サポート内容や対応方法方針が概ね定まり、ノウハウもかなり蓄積されてきました。そこで今後は、これらを活用し、より多くの方に対してサポートできるような仕組みづくりにチャレンジしたいです。
現在はどうしてもお問合せに一件一件対応しているため、同時に多くを捌くことができない現状があります。効率化することでより踏み込んだご支援をしたいですし、お客さまと一緒に考えていきたいなと思います。
【プロジェクト紹介②】受託開発ではない、「支援開発」だからこそのやりがい
──次にKotaさん、現在携わっているプロジェクトについて教えていただけますか。
Kota.E:
私のお客さまもMitsukiさんと同じ企業なのですが、私はさまざまなシステムを開発しつつそれを組織全体に広げることをミッションとされているチームをご支援しています。
パーソルP&T内のRPAで業務の自動化を支援している別部門とも協力し、全社展開に向けたプロセスをコンサルティングしたり、関連して新たなシステムを構築したりしています。
コンサルティングを行う上で私が大事にしているのが、Power Platformにとらわれない提案をすることです。Power Platformは非常に使いやすくパワフルなシステムなのですが、その他のMicrosoft製品にもさまざまな特長・機能があり、新たに開発をしなくても既存機能の組み合わせで解決できることも多いです。製品全体を理解し、視野を広く持って効率的な解決方法をご提案することを心がけています。
──お客さまの支援開発を行う役割だと思うのですが、これまでの経験はどのように活かせていますか。
Kota.E:
まず、前職で2年ほどPower Platformを活用して開発してきたので、この知見は大きく生きています。
また、長年顧客常駐型で開発に携わり、プロジェクトのシステム開発を丸ごと任せて頂いてきたのですが、ここで学んだ開発の進め方や組織における立ち回り方、技術選定を行ってきた経験も役立っています。
一方、これまでとは異なる点もあります。今までは業務担当者が業務要件を起こし、それを私たち開発者が技術要件に落として構築していく流れでしたが、現在の支援開発ではその分担がなく、業務担当者自身が開発まで行うことが原則です。
支援する立場としては、これまでは業務要件に従い作り上げていけばよかったのですが、今はそれよりも「Power Platform」の良さを活かし、相手の技術レベルに併せたご提案をすることで業務担当者の方が円滑に開発までできるよう進めることが重要です。
経験や知見を活かしながら、新たな領域でチャレンジできている感覚があり、やりがいにもつながっているなと感じます。
──今後どのようなことにチャレンジしていきたいですか。
Kota.E:
私たちの技術領域はまさに日進月歩です。Microsoftも開発を継続しており、日々機能が拡張され続けています。これらの変化をキャッチアップするべく、情報収集をし続けていくことはもちろん、お客さまに提案するためにもまずは自分たちが使いこなせるようになる必要性を感じています。
そのため、私自身が新しい製品や技術を使いこなし、メンバーの技術力を高め、お客様に還元していきたいです。自分たちが学び、お客さまに提案するという良いサイクルを回していけたらと思っています。
【働く魅力】風通しがよい環境で、自分らしく働ける
──モダンアプリソリューション部で働く魅力・働きやすさについて教えてください。
Mitsuki.I:
決まったメンバーだけでなく、全員が発言しやすい空気がある組織である点に、働きやすさと安心感を覚えています。先日も部会において、部長のHideakiさんが「皆さんの声を聞きたいです。〇〇さん、最近元気ですか?」と問いかけるなどほっこりした場面がありました(笑)。
※部長 Hideaki.Sさんの記事はこちら。
また私は女性ということもあり、パーソルP&Tに転職する際面接でも「この先ライフステージの変化があると思う」ということをはっきり伝えたのですが、その時も現在もそれを理解してもらえていると感じ、安心して働けています。
Kota.E:
以前フリーランスで働いていたこともあり、転職活動時にも働く時間や場所の自由度は会社選びの大きなポイントの一つでしたが、結論かなり満足しています。
私は基本的にフルリモート勤務で、出社も2ヶ月に1度程度です。本来往復2時間以上かかるはずの通勤時間を有効利用できています。またフルフレックス制度が活用されており、勤務開始時間を10時に調整しているメンバーも多数います。
加えて、お互いの理解が深まるような施策が設けられていることも働きやすさにつながっていると思います。
例えば入社直後のオンボーディングでは、人事主導の施策で組織のメンバーやマネージャーに個別にインタビューをする機会があります。初めて話をするメンバーでも、インタビューされる側が施策の趣旨をよく理解していて、質問例を示してもらう等話しやすい空気を作ってくれましたね。
【最後に】技術を高めたい・自分らしく働きたい方に
──最後に、この記事をご覧いただいている皆さんに一言メッセージをお願いします。
Mitsuki.I:
扱っている技術の領域が新しく、「技術力の向上」を実感できるのが、モダンアプリソリューション部で働く最大の魅力かなと思います。
もちろん、最初から高い技術力を有している必要はなく、新しい領域に対して興味があり、学びたい意欲をお持ちの方はご活躍いただけると思いますので、そんな方とぜひ一緒に働きたいです!
Kota.E:
コミュニケーションを取りやすい環境があることが、モダンアプリソリューション部の良さだと思います。
特にエンジニアの方だと、テレビ会議で顔を出すことにハードルを感じる方もいるかなと思いますが、私たちの組織では顔を出す・出さないも自由です。それでも、さまざまな制度や施策を通して、組織の方針やメンバーのことを知ることができる仕組みが整っています。
組織の業務や方向性に興味がある方がいれば是非とも選考にチャレンジいただければ嬉しいです。
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