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Microsoft社と連携したクラウド技術の活用でDX支援。ニッチな要望にも対応できる柔軟性に強み

DXソリューション本部 DXプラットフォーム2部にて、部長を務める片田 昌吾です。我々の部署はお客様に対して、クラウドインフラのデリバリを中心にDX支援をしております。

Microsoft社と10年以上にわたるパートナー関係があり、Microsoft Azure やMicrosoft 365 をメインとしたソリューションを扱っているのが特徴です。

旧DXプラットフォーム部はもともと1つの組織でしたが、規模も拡大し、組織としての能力(ケイパビリティ)も多様化したことから、2023年4月より、1部・2部と部署を分けての運営をスタートさせました。

具体的には、DXプラットフォーム1部をインフラ・セキュリティの運用保守、我々DXプラットフォーム2部を「インフラのデリバリを中心としたDX支援」と位置づけました。

※DXプラットフォーム1部の紹介記事はこちらから

この記事では、私の自己紹介とDXプラットフォーム2部の組織紹介を兼ねて、我々の活動内容や考え方をお伝えしたいと思います。


自己紹介と、部長就任挨拶

私のキャリアは2005年にスタートしました。1社目で最初に携わったのは、大規模な商用ネットワークの保守・運用です。その仕事を皮切りに12年間、ネットワークエンジニアの経験を積みました。

ネットワークエンジニアとしての経験の過程で、システム設計をはじめとした上流の仕事がしたいという想いから転職活動を開始。次の挑戦場所に選んだのは当時の日本テクシード(現パーソルクロステクノロジー)でした。

エンジニアとしてのスキルを磨き、一層のキャリアアップを図りたいと考えていた私にとって、リーダー育成のカリキュラムや評価システムが充実する日本テクシードの制度や環境は大きな魅力でした。

その後、パーソルクロステクノロジーの前身企業、東洋ソフトウェアエンジニアリングが日本テクシードのIT部門を吸収合併したことをきっかけに、私の所属もパーソルクロステクノロジーへ移ることになりました。
ほどなくして、私の興味・関心も、ネットワークエンジニアからサーバーサイド、クラウド領域の仕事へと変わり始めることに。

2016年頃になると、DXソリューション本部の前身となるクラウドビジネスの専門部署が社内で急成長し、私もDX推進を扱うグループへと配属されました。
初めはプロジェクトマネジャー(PM)の業務に従事し、2020年に旧DXプラットフォーム部立ち上げのタイミングでマネジャーへ昇格することになります。

そして2023年4月、「DXプラットフォーム2部」が設置されたタイミングで私は部長のポジションに就くこととなりました。

DXプラットフォーム2部の仕事内容とミッション

△DXソリューション本部の組織体制

旧DXプラットフォーム部が1部・2部にそれぞれ分かれた背景を補足すると、組織の規模が大きくなり、ビジョンの統一が難しくなったことが挙げられます。

我々はMicrosoft社とのパートナーシップをコアに、No.1 クラウドベンダーを目指して技術やプロジェクトの品質向上を目指してきました。しかし、一方でソリューションがあまりに多様化してしまったため、組織の方針が定まりにくくなっていたのです。
そこで先に述べた通り1部と2部に分け、それぞれの組織の目指す方向を明確にしました。

DXプラットフォーム2部は、3つのグループから成る組織です。 

1つめのグループは、オンプレミスとクラウドの両方を使った、ハイブリッドなマイグレーションに強みがあります。

2つめのグループは、仮想デスクトップ基盤(VDI)やセキュリティ周りを得意とし、3つめのグループはデジタル技術の中でも先進的な領域を主としてお客様にソリューション提供するといった特徴があります。

共通するのは、Microsoft Azure やMicrosoft 365 などのMicrosoft製品を扱っていること。そして案件規模に関係なく、お客様からのニッチな相談内容であっても対応できる柔軟性を持つことです。

例えば、高い処理性能が必要となるシステムが必要なお客様向けに、クラウドHPCワークロードの実行・管理に必要なクラスターの管理機能を提供するAzure CycleCloudや、CADを取り扱うお客様向けにVDIを提供する、CAD on AVDなどを対応し始めています。
これらは、まだまだ対応できるベンダーが少ない機能だと私は考えています(2023年8月時点)。

このように、Microsoft社が提供する新たな技術を率先して扱うことで業界を牽引するような働きかけをしつつ、最新のソリューションを用いた提案をすることで、よりお客様に満足していただけたらと考えているのです。

そこで我々DXプラットフォーム2部はミッションとして、お客様との信頼関係構築を第一としながら、最新の技術を用いた「ご要望にフィットしたDX推進のご提案」をすることを掲げました。

「最新技術の習得×長年の経験」でシナジー効果を生む

では、DXプラットフォーム2部はどのようなメンバーに支えられているのか。組織の紹介をすると、現在の社員数は約40名で、BP(ビジネスパートナー)を含めるとおよそ60名のメンバーが在籍しています。(2023年8月時点)

キャリアの長いメンバーも若手のメンバーも、幅広い年齢層のメンバーが在籍しています。加えて勤務スタイルも9割以上がリモートワークという状況ですが、チーム内の風通しは非常に良いと私は感じています。

仕事と真剣に向き合い、メンバー間で意見をぶつけ合うシーンもありつつ、一方では立場の垣根を超えて相談し合う場面をよく見かけるからです。世代に関係なく技術を磨こうという姿勢もあり、お互いに情報共有をしながら、組織としての技術力向上に切磋琢磨している様子が感じられます。

例えば、キャリアの長いメンバーは与えられた仕事の責務が大きく、新しい技術の習得にはなかなか時間を割けません。そこで、新卒で入った「IT・クラウドネイティブ」の若手が最新情報をキャッチアップして社内に伝えるわけです。

反対に若手は、基礎的な知識が不足しているケースがあります。ネットワークの分野で例えると、クラウドの場合はレイヤ2・レイヤ3スイッチの深い知識がなくても構築自体はできてしまうのです。ただ、正しい設計をするためには、そういった基礎的な知識も不可欠になります。

こうした場面ではIT黎明期、ITバブル期と業界を支えてきたキャリアの長いメンバーの経験が活きてくるわけで、全体的に捉えると、良いバランスで両者のシナジーが発揮されていると感じます。

これらのやり取りはプロジェクトの中でも行われますし、Teamsの技術QAチャンネルでの質疑応答や、月に一回の部内勉強会、グループ内でのメンバー主導の技術勉強会/メンバーが参加したワークショップのフィードバックなどで行われています。

また、お客様のニッチな課題・相談内容にも柔軟に対応できる要素として、DXプラットフォーム2部の風土でもある「顧客志向」は欠かせません。

ここでの顧客志向とは、お客様から求められていることを自ら考え、最善の行動を取るための能力を指します。

旧DXプラットフォーム部の頃から我々は、プロジェクトを進めるにあたり最低限のフォーマットのみを用いて、メンバーに裁量を与え、自由度の高い環境でプロジェクトを推進してもらっていました。

これにより、型通りのはたらき方にとらわれることなく、お客様の声を第一にした業務の進め方が身に付いていったと考えています。ただ、中途採用でジョインいただいたメンバーからは「自由すぎて慣れるまでは戸惑う場面もある」との声があるのも事実です。

そこで今後は、これまでに培った裁量あるはたらき方は残しつつ、プロジェクト推進の手法部分は定型化するといった仕組みを整備していこうと考えています。

DXプラットフォーム2部が新設され、組織も以前よりミニマムになりました。これにより、各グループのマネジャー同士の連携が以前よりも密に行われています。

次のステップで目指すのは、メンバーのグループ間交流を活性化させること。仕組みの整備や文化醸成にも踏み込みながら、お客様のビジネスを成功に導くための新しい組織の在り方を形にしていきたいと思っています。

クラウド技術を磨き、主体的な姿勢でお客様のビジネスを成功へと導くお仕事

最後にDXプラットフォーム2部ではたらくことの魅力、仕事のやりがいについて触れ、私からのメッセージに代えたいと思います。

我々はMicrosoft社との強固なパートナーシップがあり、意見交換のためのミーティングも定期的に実施されているため、最新情報のキャッチアップがいつでも可能な環境があります。

また、各グループに検証用のAzure 環境が割り当てられており、制限なく自由に使うこともできます。そのため疑問点がある場合にはすぐ調べることが可能なのです。

そのため、Microsoft Azure やMicrosoft 365を習得してDX支援をすることに興味がある人には非常に相性の良い職場だと考えています。クラウドを使ってやりたいことを明確に語れる方であれば、大きな技術力の向上が見込めるはずです。

そして何より大切なのが、パーソルグループが掲げる「はたらいて、笑おう。」のグループビジョンの実現です。

これは私の解釈ですが、お客様の満足を得ることを大前提としながらも、プロジェクトに関わったメンバーの成長や達成感までを得ることが、真の意味での「はたらいて、笑おう。」につながると考えています。

そこで大事になるのが、顧客志向をプロジェクトの中心に据えるということです。お客様が提示した要件の本質が何かを理解しながら開発を進めていく。その結果としてシステムが企業に馴染み、スムーズに運用が始まることが理想的です。

クラウドへの関心と顧客志向を大切にしたコミュニケーション。この2つを大切にできる方とぜひ一緒にはたらけたらと考えています。ご応募をお待ちしております。


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