【PMに聞いてみた】一段上のキャリアを目指す。挑戦し続けるPMが大切にしていること
パーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)のGlobal Bridge部(以下、GB)では、東京・沖縄に拠点を持ち、ベトナムと協働する「グローバルチーム型」のスタイルを主軸に開発サービスを提供しています。
今回はGBの沖縄オフィスで勤務しながら、大手通信会社のアプリ開発にてプロジェクトマネージャー(以下、PM)を務めるHiroki.Iに、PMとして「大切にしていること」や「やりがい」をお聞きしました。
上流から下流まで。一気通貫の開発に関わりたい
──まず、Hirokiさんのこれまでのキャリアを教えてください。
新卒で入社したのは、地元・沖縄のIT企業。そこでプログラマとして、主に開発や単体テストのような下流工程の一部を請け負っていました。
「もっとお客さまと向き合い、要件定義や直接折衝できるような仕事がしたい。より上流の工程を経験したり、新しいことに挑戦してみたい」と考えていたときに出会ったのが、パーソルP&Tです。
当時の沖縄では、お客さまと直接コミュニケーションをとりながら、開発工程の上から下まで一気通貫できるIT企業は珍しかったと思います。
地元の沖縄で、やりたい仕事ができることに魅力を感じて入社を決めました。
──PMの道に進まれた経緯を教えてください。
プログラマやSEの業務を一通り経験した後、次のキャリアパスに何を選択すれば「もう一段、成長できるか」を考えました。
技術力を深めていくのか、マネジメント力をつけていくのか、大きく2つの選択肢を考えたときに「開発の全体像を見る力をつける」ため、マネジメントのキャリアへ進むことに決めたんです。
半年ほど前から、PMとしての初プロジェクトである大手通信会社のアプリ開発プロジェクトを進行しています。
──Hirokiさんが考えるPMの面白さや難しさを教えてください。
開発作業計画や編成などプロジェクトの全体像を描けるのは、PMならではの面白さだと思います。
アプリやシステムの一機能など自分が担当する範囲内のアウトプットのみだけでなく、すべての開発工程を見れるのでプロジェクトそのものの成果を実感できるんです。
アウトプットに対する楽しみは、よりいっそう大きくなりましたね。
一方で、すべての事象に対する説明責任を常に追っていることがPMの難しさ。プロジェクトでミスが発生した場合に「なぜこんなことが起きたのか?」「今どのような状況なのか」を把握し、お客さまに「すべてを説明しきる」のがPMの責務です。
すべてを“説明しきる”を経験し、より広い視野を身につける
──PMとして大切にしていることを教えてください。
自分のことだけでなく、チームやプロジェクト全体に目を配ることが何より大切です。そのために、心がけていることは大きく4つあります。
1)開発者の手を止めない
スムーズなプロジェクト進行のためには、まず「開発者の作業の手を止めない」ことが大切です。
例えば、チーム開発においては「チームで1つのアウトプットを出す」ことが必要不可欠。そのため、PM1人がアウトプットするのではなく、開発メンバーにもアウトプットを求めることがあります。
ところが、計画から外れてしまっている部分や止まっていることがあると、メンバーの手が止まり、アウトプットをするどころではありません。
メンバーが先に進めない原因を捉え、優先して潰していくようにしています。
2)プロジェクトの全体像を把握する
PMの難しさに通じる話ですが「すべてを説明しきる」ためには、プロジェクトの全容把握は欠かせません。仮にトラブルが起きたとき「自分が担当した作業ではないからわからない」「それは他の人のミスだから」は通用しないでしょう。
お客さまにとって「誰がやったか」は関係なく、パーソルP&Tとしての答えが必要なんです。
そのために全体の流れを可視化できる計画をつくり、沖縄・東京・ベトナム各拠点のメンバーと密に連携しながら、一つひとつ正しい状況を見極めるようにしています。
そうすることで、各担当の作業進捗や遅延の理由、さらにリカバリー方法までお客さまに説明できるんです。
3)自分で考える
「すべてを説明しきる」には、ただ事実を伝えるだけでは足りません。曖昧な部分を残さず、お客様にわかりやすく説明する。いわば「プレゼン」が必要です。
お客さまによっても開発に対する理解度や専門分野はさまざま。どのように説明すれば、目の前のお客さまに正しく理解し、判断してもらえるか。自分で考えてわかりやすく説明するようにしています。
4)柔軟なコミュニケーション
お客さまとは定例で進捗報告する場を設けていますが、それ以外にも「何かあれば気軽に連絡してください」というのが基本スタンスですし、こちらからも「こういう問題があるので、相談させてほしい」とお願いすることもあります。
少し複雑な話だったりすると、メールベースだと理解しづらかったり、そもそも担当者の方が多忙だと見逃されてしまうことも。そのような場合は、メールを送った後に別の手段でコンタクトをとって、直接お話しさせていただくなど柔軟に対応しています。
──PMの経験を積んだことで、ご自身に変化はありましたか?
正直にいえば、実際にPMを経験するまでは「開発計画を立て、その計画に沿ってプロジェクトの進行管理をする」という一連の流れがイメージできていませんでした。
PM就任当初は自分の作業にフォーカスしてしまいがちで、上司にも指摘を受けたり……。ところが、この流れを一度経験したことでメンバーとして関わっている他のプロジェクトでも「周囲への配慮や目配りが良くなった」と評価してもらえるようになりました。自分自身の視野が広がったと感じています。
──今までに見えていない部分が見えたことで、他の業務にも良い変化があったんですね。今後やってみたい案件などはありますか?
DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を主幹しているチームなので、データ分析を活用したDXコンサルティングやモバイルといった領域には関わっていきたいですね。
また、自身のPMとしての知識や経験を深めて、より規模の大きいプロジェクトにも挑戦してみたいと思っています。
今より一段上のキャリアに挑戦したい人には、飛び込んでみてほしい
──最後に、PMを目指す方にアドバイスをお願いします!
もし「こんなマネジメントをしてみたい」「今より一段上のキャリアに進みたい」と考えている方がいるなら、ぜひ飛び込んでみてほしいです。
GBには「PMO組織」というプロジェクトマネジメントを補佐する組織があり、PMやプロジェクト単位で進捗状況を確認し、うまくいっていない部分のサポートに入ってくれます。PMとして自立性を尊重しつつも、手に負えなくなるほどの大問題に発展する前にアドバイスしてもらえる体制があるんです。
また、パーソルP&Tは全社的に「失敗を恐れず挑戦する」というマインドを持っています。
体制としても思想としても挑戦しやすい環境です。「失敗したらどうしよう」と不安にならず、今の自分より一段上のステップに進みたいと思ったら、安心して挑戦してみてほしいですね。
いかがでしたか?今回は「PMに聞いてみた」シリーズとして、Hirokiさんにご登場いただきました。今後も社内のPMに仕事へのこだわりを伺っていく予定ですので、お楽しみに!
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