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【パートナーシップで実現する、DX推進への挑戦】〜DXソリューション本部のご紹介〜

こんにちは。プライムSIを手掛けるグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部の採用チームです。

パーソルクロステクノロジーでは、パーソルグループ内外のシステム開発・保守を実施するだけでなく、クライアントのDX(Digital Transformation)やITX(IT Transformation)を支援する部門があります。それが、【DXソリューション本部】です。

「新しい価値の創出や生産性の向上を実現すること」をミッションに掲げているDXソリューション本部の現在地点とは。直近のプロジェクト事例から最先端のソリューション提供の要となるMicrosoft社とのパートナーシップまで、DXソリューション本部 本部長の小浦文勝さんにお話を伺いました。

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小浦 文勝 さん
2006年、IT・エンジニア領域の派遣事業を行うテンプスタッフ・テクノロジー(現:パーソルテクノロジースタッフ)に入社。技術者派遣営業やSI受託開発営業を経験後、2011年にホールディングス傘下となった東洋ソフトウェアエンジニアリング(現:パーソルクロステクノロジー)に営業部長として出向、本格的にSI営業に従事。その後2012年よりクラウド事業立ち上げに奔走。2016年よりDXソリューション本部 本部長に就任、現在に至る。
最近は、健康促進の観点から毎週ウォーキングをされているそうです。川沿いを2時間近く歩かれることも!

※小浦さんには2020年に当時のDXソリューション本部についてお伺いしています。是非併せてご覧ください。


◆【組織の概要】テクノロジーを通じて「新しいはたらき方を提供する」

−−早速ですが、DXソリューション本部の概要と目指す姿について教えてください。

私たちが目指しているビジョンは、「技術を通じてお客様に新しいはたらき方を提供し、やりがいを感じられる仕事の機会を創出する」ということです。そのために、新しい価値の創出や生産性の向上を実現することをミッションに掲げています。一見大袈裟に聞こえるかもしれませんが、世界ではテクノロジーが仕事を変え、また創出する事例がいくつも生まれています。

私は数年前、ラスベガスで開催されたマイクロソフトのカンファレンスに参加したのですが、そのとき印象的だったのが、世界最大級の消費財メーカーであるユニリーバ社の事例でした。ざっくりいうと、以前は人が商品の欠品状態を確認し、紙のノートに記載して情報を管理していた所、現在はスマートフォンで商品の写真を撮るだけで商品の特定と欠品状態の確認・記録ができるようになったというものです。

業務を大幅に圧縮できただけでなく、そこではたらく人は新たなアプリケーションを開発する仕事にシフトしたそうです。まさに仕事が変わり、より価値の高い仕事を創出した事例といえるのではないかと思っています。

これはあくまで一つの例ですが、企業/団体のコア事業部門からバックヤードまであらゆる領域のDX推進を支援しているのがDXソリューション本部になります。

−−前回のインタビュー時点から目指すべき方向性に変化はあったのですか。

方針は当時とあまり変わっていません。しかし、お客さまに提供できること、ケイパビリティは大きく高まったように思います。

例えば、元々私たちはインフラ領域のクラウド構築を支援することが多かったのですが、それに加えて「データ&AI」の領域での価値提供ができるようになっています

また、「2025年の崖(※)」と呼ばれる問題など、お客さまにとってDXに関する課題の緊急度・重要度が一層高まっているように感じます。レガシーな環境で構築された基幹システムについて、クラウドを用いて、モダンにリプレイスしていくニーズにお応えする機会も増えましたね。

※初出は経済産業省が公開したDXレポート「2025年の崖」。老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システムが、日本企業のDX推進の障壁になるという指摘がなされ、レガシーシステムが抱える問題解消のためには、2025年までにシステムの刷新を推進することが必要と提言されています。

−−直近本部として実施したプロジェクトにはどのようなものがあるのですか。

前回の記事でも紹介した、電子カルテのデータをクラウドに移行する「ePath プロジェクト」は、業務効率化の枠を超え大きく進化しています。簡単にいうと、4大電子カルテメーカーのデータを匿名化・標準化してMicrosoft Azure上に統合分析基盤として集約することで、Azureを活用して分析を行い、BIツール上で可視化したプロジェクトです。

膨大なデータの分析から得られるものは非常に多く、医療現場の問題を解決できる可能性を秘めています。例えば、手術を伴う入院を行う場合に作成される治療計画書(クリニカルパス)について、様々な要因で計画通りに進まないことが多く、患者の医療費は上がり、病院側も赤字になってしまうという課題があります。

この仕組みを用いてデータ分析を行うことで、現場レベルではみえてこないような共通項・事実が見えてきます。例えば、「術後の発熱が原因で計画通りに退院できない場合、患者の多くは痛みを我慢し自己申告しなかったため痛み止めの投与が正しく行われなかった」といったことがありました。原因がわかれば、問診の内容やタイミングにより改善に近づけることができますよね。

今回のプロジェクトは、こうした解析を誰でも簡単に実施できたり、一部の医療従事者が経験的に使っている知識が形式化されて、共有されることで医療全体の品質を底上げできる可能性を秘めています。非常に困難なテーマですが、Microsoft、大手病院、研究機関と協力しつつ、更なる成果へと繋げていきたいですね。

※参考:ePathプロジェクトについて

◆【はたらく魅力1】Microsoftとの強力なパートナーシップ

−−先程のプロジェクトでもパートナーとして名前が上がったMicrosoftですが、そもそもパーソルクロステクノロジーとMicrosoftのパートナーシップはどのような経緯で生まれたものですか。

Microsoftとはもともと2006年頃より繋がりがありました。当時はオンプレミス環境でWindowsサーバーを構築する観点での接点が多かったです。DXソリューション本部の領域につながるクラウドに関連したパートナーシップをスタートさせたのは2012年頃だったと思います。

当時、すでにクラウド領域は大いに着目されており、パーソルクロステクノロジーとしてもクラウド事業を立ち上げようという時期でした。この時サービスの主流・メジャーだったのは圧倒的にAmazon Web Services(AWS)。Microsoftはこれからクラウド事業を本格させようとしていた段階で、私たちとしてはどちらとパートナーシップを強めていくか、意思決定する必要がありました。

結論としてMicrosoftとの連携を強めることにしたのは、すでに多くのパートナー企業が存在するAWSがレッドオーシャンであったこと、元々がITベンダーであるMicrosoftに可能性を感じたことが理由です。

2014年に日本国内にMicrosoftのデータセンターが立ち上がって以降は、特にMicrosoftのクラウド進出の勢いは凄まじく、活発なIT投資の結果、サービスも充実してきたことは周知の通りです。もちろん、現在パーソルクロステクノロジーとして携わる開発案件の中でAWSを活用するものも多く、未だトップシェアはAWSなのですが、それに追いつく勢いでMicrosoftクラウドが伸びており、10年前の決断は間違っていなかったと思っています。

−−MicrosoftとのパートナーシップがあるSIerも多くありますが、パーソルクロステクノロジーの強みはどのようなものなのでしょうか。

Microsoftには“スリークラウド(Azure・Microsoft365・Dynamics 365)”と言われる領域があるのですが、この3つそれぞれの技術的な知見を持ち、お客さまのニーズに応えられる体制を有している点です。

パーソルクロステクノロジーは、エンジニア個人としてもMCP(※1)資格を有する技術者が数多く在籍し、Gold Cloud Partnerとして複数の領域でMicrosoftから認定を受け、さらに高度な専門性を持つパートナーだけに授与されるAdvanced Specializationを有しております。昨年も「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2021」を受賞しています。

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<2020年に続き、アワード受賞連続受賞!書籍も執筆しています。>

もちろん、競合他社の中には高い技術力を有する会社もあるのですが、領域に特化されている会社様が多いのが実態です。例えば、DynamicsやERPに特化しパッケージ導入やカスタマイズを得意とされていたり、AzureやOffice365を用いた構築を得意とされていたり、セキュリティや情報資産の管理に関する実績や知見が深かったり…という感じです。

一方、例えばAzureひとつとってもインフラからIoT・データサイエンスまでかなり広範な領域があり、それがスリークラウドとなるとさらに広がっていきます。この領域全てに専門性と実績を有し、お客様の要望に応えることができる企業は実は10社もない、と伺っています。Microsoftとのコラボレーションプロジェクトも定期的に立ち上がりますが、こうした領域の広さ・深さの観点で信頼いただけているからこそではないかと思っています。

メンバーでも、Microsoft MVPアワード(Azure部門)を連続で受賞しているエンジニアもいます。

※参考:Microsoft MVPアワード3年連続受賞された小田島さんの記事はこちら。

◆【はたらく魅力2】5つの部門でカバーする幅広いDX領域

−−DXソリューション本部には、全部で5つの部門があると伺いました。それぞれどのようなことを目指しているのですか。

5部門それぞれで専門性を発揮できるよう組織化しています。

1)NewITソリューション部
データ統合基盤の構築プロジェクト等を行なっている部門です。何かを分析する際、まず課題になるのは部門別に管理されたデータを統合することです。この実現に向けた支援を一丁目一番地としています。

また、Microsoft製品には数日で構築できるような導入しやすいAI基盤もいくつか出てきており、これをエコシステムとしてお客様に提供したり、電子帳簿保存法の改正に伴うデジタル化ニーズにお応えしたりするソリューションを提供しています。

例えば、最近実施した大手化学メーカー様の会議システム刷新プロジェクトでは、生産性向上実現を目的とした社内資料のナレッジ化、会議の充実度向上を狙ったダッシュボード構築等を行いました。

※NewITソリューション部の記事はこちら

2)モダンアプリソリューション部
Dynamics365を中心に、お客さまの「ポストモダンERP」実現を支援しています。
ITの領域で注目される「2025年の崖」に対し、これまでのレガシーなシステムで構築されている基幹システムをクラウドにリプレイスするプロジェクトをはじめ、トレンドである“小さな基幹システム+周辺アプリケーションの連携”に向けた考え方の啓蒙やローコード開発を活用した機能拡張の支援などを行なっています。

直近では、パーソルグループのコンタクトセンター管理ツールをDynamics 365に移管し、蓄積されたデータをナレッジ化したり、クラウド上のコールセンターシステムとの連携を強めたりするプロジェクトが走っています。

※モダンアプリTソリューション部の記事はこちら

3)DXプラットフォーム1部・2部
クライアントのモダンなワークプレイス構築をご支援している部門です。はたらき方の変化に伴い、Microsoft AzureやOffice 365の導入の推進を通じてリモート環境を構築したり、情報資産保護を目的としたセキュリティ向上を実現したりする事業を行っています。

直近では、大手交通インフラ業界のクライアントに向け、設備管理システムをAzureにリプレイスするプロジェクトが動いています。

※DXプラットフォーム部1部と2部の記事はこちら

4)DX推進部
顧客のビジネスをDX観点で推進することを主眼とした部門です。最先端の技術を用いた開発はもちろん、マーケティングやカスタマーエンゲージメント向上まで含め、領域を跨いだ総合的なご支援を行っています。

5)西日本クラウドテクノロジー部
DXソリューションに知見を持ったエンジニアが多数在籍する大阪の拠点にて、各部門の開発・保守等の技術領域を支援しています。専門的な知見を持ったエンジニアが多数在籍しており、関東外の拠点でも最先端の技術に触れられる良い環境が整っていると思います。

※西日本クラウドテクノロジー部の記事はこちら

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◆【はたらき方・求める人物像】DX領域で最先端の技術に触れられる環境

――COVID-19の流行も多少落ち着いてきたタイミングではありますが、皆さんどのようなはたらき方をされているのですか。

現在も約9割の社員がリモートワークをしています。元々私たちは、コロナ禍になる前から週1〜2回のリモートワークを推進してきました。私自身、ほぼリモートで仕事をしており、月に1〜2回出社するかどうかという実態です。

――どのようなエンジニアの方が活躍されているのでしょうか。

部門によってプロジェクトの性質も求められる専門性も異なるためか、活躍しているエンジニアの特徴はさまざまです。部門ごとにもカラーがあり、例えばNewIT部は比較的アーキテクト志向で先端的な技術に携わることをモチベーションにしているメンバーが多くいます。一方DXプラットフォーム部はアーキテクト領域への関心を持ちながらもプロジェクトマネジメントを担い、技術を追いつつデリバリーまでしっかりやりきりたいというメンバーが多いように思います。

部門により経験できる事が異なるということは、ある種本部の中にキャリアの幅広さがあるということでもあります。皆さんが思い描くキャリアによっては部門間で異動することもでき、そういった選択肢も魅力の一つではないかと思っています。また、色々な仕事があるため、どんな仕事でも好奇心を持って前向きに受け止めることができる人はどのプロジェクトでも活躍していますね。

――最後に、候補者の方・選考に進むか迷っている方に向けて一言お願いします。

DXというホットな領域で最先端の技術に触れられることはどの部門にも共通しており、新しい技術に触るのが好きだったり、そういったものにアンテナを張るのが得意な方は大いにご活躍いただけるはずです。実際、直近の中途入社のメンバーも、前職でエンジニアを務めながら「本当は新しい技術や環境を求めているが機会に恵まれない」ということに悩んでいたという話をよく聞きます。

現在の仕事に閉塞感を感じている方はもちろん、逆に不満のない方でもぜひカジュアルな場でお話ししましょう!

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いかがでしたか?DXソリューション本部の取り組みや向かうべき方向性について、イメージを具体化する一助となれば幸いです。

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