業務改革を上流からワンストップで支援。お客様と近い距離で課題に寄り添うプライムベンダーの魅力
はじめまして。DXソリューション統括部 モダンアプリソリューション部 マネジャーの秋山 貴宏です。
当部門は、Dynamics 365をはじめとしたMicrosoft社のビジネスアプリケーションレイヤーの最新テクノロジーを扱っており、プライムベンダーとして上流工程からお客様のビジネスや働き方の変革を支援しています。
今回は私と組織の紹介をするとともに、2022年10月に始まった基幹システム開発の案件についてご紹介します。のちほど、同じチームでプロジェクト推進に励んでくれたメンバーの麦島さんと髙本さんにも参加してもらい、仕事の魅力や働きがいについてもお伝えします。
裁量が大きく、風通しの良い社風に惹かれて入社
私は新卒でメーカー系のSI企業に就職し、システム開発やソリューション提案などの仕事に携わってきました。その後、事業会社へ転職して社内システム開発などに従事。2015年1月にパーソルクロステクノロジーへ中途入社しました。
入社を決めた理由は2つあります。1つ目は、自分で裁量を持って仕事ができる環境が魅力的だったこと。当時は組織が立ち上がったばかりで、自分で仕事を作っていけるチャンスがあると感じました。
2つ目は会社の風通しの良さ、フランクな社風です。面接の際に、メンバーだけでなく上司との距離感が近く、コミュニケーションがしやすい雰囲気を感じました。大企業でありながらも、自由で開放的な職場であると思えたことが大きな決め手でした。
入社後はCRMツール導入プロジェクトのPMから始まり、徐々にコンサルタントのような立ち位置で上流工程の業務なども経験しました。2018年からはマネジャーの役割を担うようになり、2020年4月にはDXソリューション統括部へ異動。現在はモダンアプリソリューション部の所属となります。
先端技術を扱い、多様なメンバーと共に課題解決へ
モダンアプリソリューション部の特徴は、Microsoft社のDynamics 365などを活用してERPおよびCRMといった製品を開発していること。顧客の業務プロセスを見直し、Dynamics365の標準機能を最大限活用することでスピーディーな業務効率化を実現する。それが私たちのミッションです。
現在は26名の組織(2024年5月時点)で、8割が中途入社のメンバー。最近は女性の比率も3分の1程度まで高まっています。年齢層も20代の若手からベテラン勢まで、さまざまなキャリアを持つ多様な人材が集まっています。
そんな異なるバックグラウンドを持つメンバーが協力し合い、プロジェクトを成功に導けるような体制を私たちは整えています。
例えば、経験豊富なメンバーと若手でチームを組み、実践を通して知識やノウハウを継承できるような仕組みもその1つ。フランクな組織風土のおかげで、上下関係を気にすることなく自由に質問し合える環境があります。
また、私たちが大切にしているのは「チャレンジする」という価値観です。IT業界はテクノロジーの進化が早く、お客様の事業環境も変化し続けているため、常に新しいことに挑戦し続ける姿勢が不可欠だと考えています。
さて、ここからは仕事の様子をリアルに伝えるため、実際のプロジェクトに携わるメンバーの視点も交えながら、働きがいについて紹介していきましょう。モダンアプリソリューション部の麦島さん、髙本さんにも参加してもらいます。
Dynamics 365を活用し、上流工程から業務改革を実現
秋山:さっそくですが、今回のプロジェクト概要を読者向けに説明してもらってもいいですか?
麦島:2022年10月にスタートしたプロジェクトで、お客様はグローバルに活躍する大手の企業様です。Dynamics 365を導入したいとのご依頼だったので、私たちはまず、現在の業務に対して機能がどれだけフィットしていて、どれだけのギャップがあるかの検証作業を実施しました。その結果を翌年3月までの約半年で納品し、お客様との協議に活用したのが第一陣です。
髙本:業務の役割は、麦島さんがお客様に対してDynamics 365の使い方を指導したほか、基幹業務として運用していくためのレクチャーと、Dynamics 365のフィットしている内容とギャップのある内容の精査などを主に担当していました。
そこに対して私は、システム面でお客様をサポートする機会が多かったですね。主に既存システムのマスタデータをDynamics 365へ移行する上で、マスタ視点からのFit&Gapを基に業務改善・アドオン提案を実施しました。また付随してDynamics365の基盤となるAzure・LifecycleServicesの管理から開発や検証などの用途と費用対効果を鑑みた環境構成の提案などを担当しました。
麦島:お客様側での試用期間を経ながら、ギャップへの対応を行うべく同年4月から第二陣がスタートしました。最初の時点で明らかになった課題の解消を進めていく中でより業務への深掘りが進み、ほかのギャップも見えてきました。追加の対応も行う必要があり、その都度業務フローをDynamics 365に合わせて変更するのか、既存のシステムに合わせるのか、お客様へヒアリングをしながら業務改善(BPR)の視点を持って取り組ませていただきました。
秋山:プロジェクトの難易度もかなり高いものでしたよね。
麦島:そうですね。今回は財務会計の領域で扱うシステム開発でしたので、日々の経営にも直結する非常に重要なシステムです。グローバル展開もされていることからオペレーションの流れも複雑であったため、難易度も非常に高いものでした。そのため財務会計の知見も不可欠で、社内でも常に知識を共有し、キャッチアップし続ける必要がありました。
髙本:Dynamics 365は海外製品のため、日本語のドキュメントが多くありません。常にアップデートもあるため、最新の仕様を把握し続けることが求められます。そこでメンバー同士で声をかけあって、疑問を解消しながら精度を高めていくようにしました。地道な繰り返しですが、プロジェクトを推進していく上では不可欠な取り組みです。
秋山:今回は財務領域でのプロジェクトでしたが、モダンアプリソリューション部では営業支援(SFA)やマーケティングで活用する顧客関係管理(CRM)、サプライチェーン(SCM)に関するシステム開発も得意としています。幅広い領域に対応できる組織になれたのは、こうした日々の積み重ねが大きいですね。
個人の裁量も大きく、挑戦を歓迎する社風が魅力
秋山:今回は非常に難しいプロジェクトでしたが、一方で得られた経験も大きかったのではないでしょうか?
麦島:単なるシステムやパッケージの導入ではなく、業務プロセスの見直しからお客様と共に取り組み、上流工程から入り業務改革に至るまでワンストップで携われたのは貴重な機会でした。私たちの組織では、プライムベンダーとしてお客様先に入り、最前線でお客様に寄り添って働けることを魅力に感じて入社したメンバーも多いように感じています。超上流から一気通貫の取り組みができる経験は非常に大きいです。
髙本:今回のプロジェクトは規模も大きく重要度も高かっただけに、個人の裁量も大きかったことが特徴でした。正解がないものに対して、自分で考えて導き出した最善策を社内でぶつけることで磨き上げて顧客に提案するまでを、責任と裁量をもって担当できるのは本当に魅力的です。私の今の年齢やキャリアを考えると、もしかすると他社ではまだ早いとチャレンジができなかった可能性もあります。
麦島:ほかに仕事の魅力を付け加えるとすれば、業務を通じて新しい技術に携われることもこの機会にお伝えしたいですね。IT業界の変化は本当に早いため、エンジニアとして成長の機会があることはすごくありがたい。
髙本:モダンアプリソリューション部には、チャレンジの意思や意欲があれば尊重してくれる文化があると思います。若手とベテランが組んで業務を推進できる体制があることで成果もしっかり出せる。やりがいはとても大きいですね。
秋山:若手であっても手を挙げれば挑戦できる土壌があるのは間違いないですね。改めて、髙本さんが成果を出すために心がけてきたことは何ですか?
髙本:今回の事例では財務会計の知識などが問われましたが、それ以外の業務領域であっても基礎的な知識や業務フローの理解は必須です。これらを踏まえ、システムの機能や仕様から設計思想を推し量る力を身につけるため、意識的に日々学んできたように思います。
秋山:チャレンジし続ける気持ちさえあれば、モダンアプリソリューション部で大いに活躍できる見込みがある。それをまさに髙本さんが示してくれた形ですね。
お客様のビジネス成長に寄り添い、共に価値の創出へ
さて、麦島さんと髙本さんを交えた座談会の内容はいかがだったでしょうか。
最先端のソリューションを技術として扱い、お客様に寄り添った業務改革に一気通貫で取り組める環境があることが伝わっていれば幸いです。
モダンアプリソリューション部は社外のお客様が中心で(外販)、変化し続ける事業環境に対して新しい技術や解決策を提案する場面が多くあります。パッケージの導入により業務の効率化をサポートするだけでなく、お客様のビジネス成長に伴走しながら共に価値を作っていけるような関係性の中でプロジェクトに取り組めます。
フランクな職場であり、多様なメンバーと一緒に切磋琢磨できる環境もありますので、自らの可能性を切り拓くことに意欲的な方、プライムベンダーとしてお客様と近い距離で価値を作ることにチャレンジしたい方は気持ちよく働けると思います。先進的な技術を活用しながら、お客様の課題解決に貢献したい方の挑戦をお待ちしています。
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