【インフラエンジニア座談会】強みやミッションは人それぞれ。インフラ領域のプロフェッショナルとして得られる経験とは?
こんにちは。プライムSIを手掛けるグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部の採用チームです。
既存技術の進化や新技術の登場によって、エンジニア業務の細分化が進む昨今。パーソルクロステクノロジーでもさまざまな領域のプロフェッショナルたちが自身のスキルを活かして、日々仕事と向き合っています。
今回注目したのは、インフラエンジニア。クラウドの登場によって選択できるキャリアは大きく変わり、一言に「インフラエンジニア」と言っても得意領域やプロジェクト内での役割はさまざまです。そこでインフラエンジニア3名による座談会を実施し、パーソルクロステクノジーでの取り組みやキャリアのこれまでとこれからについて語ってもらいました。
※本記事に記載された内容は公開時点のものです
座談会メンバー
パーソル一筋、キャリアチェンジ、三者三様のキャリアを自己紹介!
ーーまずは、自己紹介からお願いします!
龍:龍 太一です。前職では受託開発企業のエンジニアとして、インフラ領域での開発保守を中心に、アプリケーション開発などの客先常駐型の案件に携わっていました。パーソルクロステクノロジーに入社したのは2019年で現在5年目になります。入社後はインフラエンジニアとしてさまざまなプロジェクトに参画。パーソルグループ個社に向けてインフラ領域のシステムソリューションを提供しています。
荷川取:荷川取 大輔です。2016年にIBSに新卒入社し、社名変更・事業移管を経て、現在もエンタープライズソリューション本部 Global Bridge部ではたらいています。約4年間、アプリケーションチームで社内向けのアプリケーション開発に従事した後、現在のインフラチームに異動。インフラエンジニアとして、主にAWS領域のインフラまわりの設計や構築、運用保守といった外販向けプロジェクトを担当しています。
木村:木村 駿斗と言います。私は2015年にOA機器の販売を行う商社に新卒入社し、営業としてはたらいていました。2019年には、パーソルプロセス&テクノロジーのセールスマーケティング事業部に転職。その後、2021年にキャリアチャレンジ制度を利用して、現在所属するパーソルクロステクノロジーのDXソリューション本部に異動することになりました。現在はインフラエンジニアとして、Microsoft 365を用いたクラウド構築などの支援を行っています。
得られる「経験」が魅力だった。パーソルクロステクノロジー入社の決め手
ーー龍さんと木村さんは前職から転職して、パーソルクロステクノロジーに入社されたんですね。転職のきっかけはなんだったのでしょうか?
龍:前職が客先常駐型だったこともあり「提案できることの限界」を感じるようになったのがきっかけでした。また、キャリアとしてマネジメントを目指すことを考えていたのですが、マネジメントスキルを身につけられる環境があまりなくて……。思い切って「自分がやりたいことができる環境に行こう」と考えたんです。
木村:先ほどもお話しした通り、私のキャリアは営業職からスタートしました。パソコンや複合機を中心に取り扱っていたのですが、中にはMicrosoft 365のパッケージを販売することもあって……。当時はWordやExcelがほとんどでしたが、時代の流れ的には「クラウドがくる」という雰囲気も感じ取って、その波に乗ろうと転職を考え始めましたね。
ーー転職でも新卒での就活でも数ある選択肢がある中で、パーソルクロステクノロジーに入社を決めた理由を教えてください。
龍:一番刺さったのは、さまざまな案件を扱っているというところでしたね。やはり「自分のやりたいことができる環境に行きたい」という思いがありましたし、顧客に近いところで仕事ができるプライム案件の多さは魅力的でした。あとは「人」ですね。面接を担当してくださった当時のマネージャーが柔らかい人柄ながら芯をしっかり持っているような方で「自分もこんなふうになりたい」と感じた記憶があります。
荷川取:進路については「自分でサービスを作れるようになりたいからIT業界かな」と、ざっくり考えていたというのが正直なところです。就職活動でIT業界を広く見る中で出会ったのが、当時から沖縄に拠点があったIBS Global Bridge。ベトナムにも拠点があり、海外エンジニアとも仕事ができることに魅力を感じて入社を決めました。
木村:やはりMicrosoft社と強いパートナーシップを結んでいる点は魅力的でしたね。さらに、龍さんも仰っていた通り案件の種類も多種多様で、さまざまな経験を積めるという期待を持つこともできました。
ーー木村さんはセールスからエンジニアにポジションを変えたというお話しでしたよね。キャリアチェンジにおいても新しい経験を求めていたのでしょうか?
木村:そうですね。約2年間はセールスとして、Microsoft 365製品をお客様にご案内していました。しかし、セールスの立場ではなかなか「販売後にどう使っているか」までは関わることができません。そこを深く知るためにも「エンジニアとしてサービスの設計部分から支援したい」と考え、キャリアチェンジすることにしたんです。
お客様のインフラ領域の課題に寄り添い、解決に導く仕事
ーーみなさんインフラエンジニアとして活躍されていると思います。それぞれ所属されている部門での活動について教えてください。
龍:私が所属しているグループソリューション本部は、パーソルグループ各個社へ新規システム開発や既存システムの改修といったITソリューションの提供を請け負っている部隊です。私はインフラ領域の開発プロジェクトなどでPMを担当しており、プロジェクト全体の品質向上や教育も含めたメンバーフォローなどが主なミッションになっています。これらの業務を着実にこなし、チーム一丸となってパーソルグループの課題を解決すべく日々奮闘中です。
荷川取:エンタープライズソリューション本部は、外販のプロジェクトを行う部門です。外部のお客様にインフラ領域でできることをご提案し、インフラ構築や運用保守の設計、実際の運用まで一気通貫で対応しています。現在の業務をきちんと全うしつつ、お客様に合わせた適切なインフラソリューションを提供することが私の仕事です。
木村:私が所属している部門では、Microsoft 365のサービスにおけるセキュリティ・コンプライアンス面でのご支援を中心に行っています。一般的に言われる「インフラ」のイメージとは異なるかもしれませんが、Microsoft 365は国内でも圧倒的なシェアを誇るサービス。サービス利用時のセキュリティやコンプライアンス面の対策は必須になります。インフラエンジニアに転身した当初は簡単なドキュメント作成などからスタートしましたが、徐々に設計部分も任せていただくようになり、最近ではPMの役割も担うようになりました。
ーーみなさんはどんなときに仕事のやりがいを感じているのでしょうか?
龍:私の場合はお客様が同じパーソルグループなので、顧客との距離の近さは楽しいなと思うところの一つです。何よりお客様から「ありがとう、助かりました」と直接お声がけいただけるのは嬉しいですし、それが一番のやりがいですね。
荷川取:入社前に期待していた通り、海外エンジニアと協業する案件に携われることもあるのですが、一番のやりがいは「やりたい」と手をあげたことに挑戦させてもらえるところです。私がアプリケーションチームからインフラチームに異動したのも「インフラをやりたい」と声をあげたから。上長に相談してから半年以内には実現できたので、驚きました。自分が興味のある領域で仕事をできる環境は恵まれているなと感じています。
木村:組織内には得意分野が異なるエンジニアがたくさんいるので、PMとして「どんな役割分担にすればプロジェクトが円滑に進むのか」「QCDを担保できるのか」と向き合うやりがいを感じています。PMとしてまだまだ経験不足ですが、トライ&エラーを繰り返しながら「次に生かす」という活動はすごく楽しいですね。
失敗をバネにインフラエンジニアとして成長
ーーインフラエンジニアとして成長するきっかけになった出来事を教えてください。
龍:入社2年目か3年目のときに「はじめてプロジェクトリーダー(以下、PL)としてプロジェクトを回した」出来事は今でも夢に見ますね。「ゼロ・トゥ・ワンで1からサービスを作る」というプロジェクトのインフラ領域を任せていただいたことがありました。前職を通して自分がメインでプロジェクト進行するのは初だったのですが、そこでかなりの遅延を起こしてしまって……。今から振り返れば、進行の至らなさやスキル不足など、大きな反省を生んだプロジェクトでした。苦い思い出ではあるのですが、その経験があったからこそ「PLがすべきこと、すべきでないこと」を身をもって知ることができて、成長のターニングポイントだったと思います。
荷川取:プロジェクトによるので一律に言えるわけではないのですが、Global Bridge部では基本的に小〜中規模プロジェクトが多いんです。そのため、インフラ領域で対応する部分もあまり多くはなく、1プロジェクトに対して担当のインフラエンジニアは1〜2名。インフラエンジニアは複数のプロジェクトを掛け持ちすることも少なくありません。当初はこのマルチアサインでの調整が自分の中で上手くいかず、タスクに追われて苦しいと思うこともあって……。そこから「どうやってタスクを捌いていくか」を自分なりに考えて、業務を標準化をしたり仕事の進め方を改善したりしていきました。今は自分なりの業務効率化が定着しているので、少しは成長したのかなと思いますね。
木村:大きな転換点があったわけではないのですが、私も失敗から学んできたことが多いように思います。以前、PLとして参画したプロジェクトの納期を二度も延長してしまったことがあって……。QCDの意識が足りなかったと痛感したことがありました。本来考慮すべきことが漏れていて、それをリカバリーするためにお客様に延長をお願いしてご迷惑をおかけしてしまったんです。戒めではないのですが、自分で「二度と同じ失敗はしない」と気を引き締めることで少しずつ成長してこれたと思っています。
ーーインフラエンジニアと一言に言っても得意領域というのもありますよね。ご自身の「強み」はどこだと思いますか?
木村:私はもともとセールスのバックグラウンドを持っているので、やはりお客様との折衝経験は今も活きているのかなと思っています。エンジニアのキャリア一筋で歩んできた方と比較すると、技術的な知見はまだまだ足りないとは思いつつ、その分、ビジネスサイドへの理解だったり、コミュニケーション力だったりは強みと言えるかなと考えています。
荷川取:私の場合はAWS関連の知見でしょうか。業務で触れることも多く、AWSを用いたインフラの設計や構築といったところは自分の得意領域になるのかなと思っています。
龍:過去にアプリケーションを触っていたこともあって、私を一言で表すなら「アプリもわかるインフラエンジニア」という感じでしょうか。AWSやMicrosoft Azure、Googleなどのパブリッククラウドまわりの勘どころだったり、パーソルグループ向けになりますが「パーソルとしてのポリシーやガバナンス」を理解し、その相談にのれるというところだったりも強みになり得るかなと思いますね。
自分だけでなくチーム全体の成果に目を向けていきたい
ーー最後に、今後の目標を教えてください!
龍:まずは、昨年から担うことになったPMの役割を着実にこなせるようになることが直近の目標です。その上で大切なのは、私個人の活躍よりも「メンバーやプロジェクトリーダーの活躍」だと考えています。彼らが活躍できる場を作ることが求められていくと思うので、グループ内でも今までお付き合いのなかった個社の案件を獲得することで「活躍の場の提供」と「売り上げ貢献」をしていくことが次の目標になるのかなと思っています。
木村:同感です。やはり自分がPMとしてお客様の課題を解決に導いていくことと合わせて、いかにプロジェクトに参画してくれているメンバーに輝いてもらうかは大きなテーマになりますよね。年代も得意な技術領域もはたらき方も異なる人たちにどんなふうにコラボレーションしてもらうか。自分がどう旗振りをすればみんなが仕事をやりやすいかを考えていくことが中期的な目標です。
長期的な目標については、あえてあまり考えていません。IT業界の進化は目覚ましく、何年という単位ではなく「1週間後にはトレンドが変わる」という世界になってきています。どんな状況になったとしてもその時のベストな選択ができるように経験値を貯めていかないといけないですね。
荷川取:エンジニアですから「新しい技術のキャッチアップ」は常にしていかなくてはいけないと思いますね。お客様にインフラにまつわる提案をする立場ですから、少なくとも「インフラまわり」の質問はすべて打ち返せるように最新情報も自分のものにしていきたいです。また、龍さんや木村さんのようなPMの立場ではないのですが、私も一人で動くよりもいくつかの案件を取りまとめたり、メンバーの管理をしたりすることが多くなってきました。お客様へインフラ領域の支援を完璧に提供することは大前提として、チームとしての成果をプラスアルファで出していくことが目標です。
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