今までのエンジニア経験を新たなステージで試せる、事業部全体の品質監査を担う少数精鋭部隊
こんにちは、初めまして。布田哲です。
私が所属する品質監査部は、パーソルクロステクノロジーのグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部(以下、GS統括本部・SSOL統括本部)内の各システムの開発案件・プロジェクトの監査を行っています。所属メンバーは現在4名と少数精鋭の部隊で、それぞれが現場で培ってきた経験を活かし、チームとして「現場と伴走する」をテーマに切磋琢磨する日々です。
今回の記事を通して、「プロジェクト監査」という仕事のやりがい、私たちのチームの魅力について、是非知っていただければと思います。
「現場と伴走する」監査
私たち品質監査部は、一定規模の基準を超えたプロジェクトを中心に、当社がお客様へ提供するサービスのプロジェクト監査を行うことがミッションです。
現場部門のプロジェクト推進者に対して「お客様に安定した品質を提供できるか」をQCD(※)の視点でチェックすることが日々のメイン業務ですが、プロジェクトの品質を高めることは何かを考え、「人」と「プロセス」、そして「成果物」の点において、ナレッジの提供や、研修の場を通して学ぶ機会を提供する役割なども担っています。
私たちの価値を発揮するために大切にしているのが「現場と伴走する」ことです。「監査」というと厳しい・相談しにくいイメージを持たれがちですが、我々自身もお客様にフォーカスし、「一緒にプロジェクトを良くしていく・改善していく」というスタンスで取り組むことがプロジェクトの実態のキャッチアップ、そしてお客様にもより良いサービスを提供することにもつながると考えています。当社のプロジェクト品質をお客様に満足いただくためには、現場を「後方支援」することも重要な役割の一つととらえています。
現場部門での「これから案件を受注するための活動」「受注した案件のプロジェクトを進めていく活動」においては、クリアすべきさまざまな課題が生じますが、より近道を通るように我々が支援できることは何かを念頭に業務にあたっています。
例えば、現場から問い合わせをいただく場面においても「伴走」の姿勢を崩さずに対応します。解決することは何かに加え、何を求められているか。優先は何か。「どのように監査を受けるべきか」と相談される場合は、監査を行う目的を成すために現状はどうなのか、何を監査すればリスクを低減することにつながるか、お互いに負荷をかけずにやりきるには何を優先すべきかといった内容でコミュニケーションをとることも、伴走する上では大事な行動マインドです。
相手の状況を推察し、何に困っているか仮説を立てる。その上で、コミュニケーションを密に取り情報を提供することで、お互いの労力を最小限にしつつ、最大限の支援ができるよう心がけています。
これは、プロジェクト実施期間中も同様で、月に一度のプロジェクトコンディション確認や振り返りを行うタイミングにも当てはめて業務にあたっています。
顧客プロジェクトの推進経験を活かした新たなステージでスキルアップできる
私たちが監査する対象のプロジェクトは、お客様の業界や課題、開発システムや領域・体制において多岐に渡ります。これら数々のプロジェクトの状況や課題を理解し、成功に導く知識や経験が欠かせません。
しかし、実は私たち品質監査部のメンバーは全員、監査業務で長年キャリアを積み上げてきたわけではありません。
私自身も、パーソルクロステクノロジーの品質監査部に所属する以前には監査の経験はありませんでした。プロジェクトマネジャー(20年)、ラインマネージャー(10年)、パッケージ製品のプリセールスや社内エンジニア教育などに携わった経験がほとんどです。現在4人が所属しているチームですが、ほぼ皆現場でプロジェクトに携わってきたメンバーばかりです。
品質監査部内でそれぞれが培ってきた経験や知識を共有し、互いにスキルアップし、チームとして現場のニーズに応える。そして、監査対象のプロジェクトの成功に向けて何ができるかを真剣に考え、情報を提供する。決して簡単な仕事ではありませんが、自らのプロジェクト経験を活かし、各チームのプロジェクト運営・改善において試せるのが本ポジション一番の魅力です。
事業部全体の品質向上を担う「品質監査部」として
GS統括本部・SSOL統括本部全体の品質向上を推進するためには、起きた問題を解決するだけでなく、未然に防ぐことも重要です。
例えば品質監査部ではエンジニア教育も担っており、若手エンジニア向けには5日間の研修コースを実施しています。座学だけではなく、異なるプロジェクトの現場で活躍するエンジニア同士が知見を共有し、コネクションを作れるようなグループワークを大切にしていて、参加者にも好評の研修です。
また、監査を通して集約される計画書や企画書等のドキュメント類も大切な資産だと思っています。過去に類似したプロジェクトや課題感のものがあれば、参考にすることができますし、品質の標準化を進める資料としても役立ちます。そういったナレッジを会社の資産として管理し、現場のニーズに応じて提供できる仕組みを作っていくことも大事な仕事です。
もう一つ、これからの品質監査部を考えると、プロジェクトを遂行する現場の環境の変化に対応していく、ということが強く求められていくと考えています。
例えば、これまでは主に大型の受託開発(請負)プロジェクトを支援してきましたが、これからは準委任契約の大きなプロジェクト等も監査対象として広げていきます。また、開発プロジェクトの特性の変化に合わせて、例えばPoC(本導入前の検証段階)やアジャイル型開発の観点など、新しい開発手法にも備えていけるよう体制を作っているところです。
これまでと同じことを繰り返していては発展もなければレベルの向上も得られません。私たち自身がレベルアップしていくことはもちろん、ぜひこれからジョインいただく方の力をお借りして行きたいと思っています。
どうせやるならレベルが高くて面白い仕事を!
みなさんがエンジニアとして転職を考える際、一番大切にされているのはどのような観点ですか?色々あるでしょうが、「私の経験を買ってくれるか?」をベースに検討される方も多いのではないでしょうか。
その点では、私たちのようなITサービス業界において、技術・経験を活かせるポジションをまず最初にご検討されるのではないかと思います。そうして一度現場に配属され特定のお客様につくと、5~6年、長ければ10~20年同じお客様の仕事をしているということもあるかもしれません
しかし、エンジニアのスキルアップには、多様なお客様、開発プロジェクトの特性、人とのつながり、やり方などを幅広く経験することも必要です。その意味では、一つのプロジェクトに関わるだけでなく、横串で複数のプロジェクトに関わることができる監査のポジションにも魅力を感じていただけるのではないかと思います。そしてこれは、私自身が当社の品質監査部に転職を決めた理由でもあります。
品質監査部では、約900名規模のGS統括本部・SSOL統括本部に対する品質改善活動に直接関与し、現場部門との関係性を深めながら、プロジェクトが効果を得られる情報の発信や推進力を発揮できる環境があります。はたらく環境としての安定性はもちろん、少数精鋭の組織ならではの柔軟性・スピード感も両立できる仕事です。経験豊富なチームメンバーと共に本気でスキルアップしたい方に、自信持ってお勧めできる環境があります。
ご自身の実績や経験を活かしながらスキルアップしていきたい!現場のプロジェクトやプロセスをより良いやり方で変えていきたい!という意欲のある方にお会いできることを楽しみにしています。
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