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インフラエンジニアが持っていると業務に役立つ資格紹介~Microsoft Azure / Microsoft Security and Compliance 編~

こんにちは。プライムSIを手掛けるグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部の採用チームです!

今回の記事ではインフラエンジニア領域にフォーカスして、持っていると業務で役立つ資格について、Microsoft Azure / Microsoft Security and Compliance に関するものを中心に紹介をしてまいります。

実際に当社で活躍しているインフラエンジニア/セキュリティエンジニア2名が、実際に持っていて業務で役立った資格と、どんな知識が役立ったのかを具体的に教えてくれました。
更に、お二人が普段からどのように自己研鑽をしているのか、私たちの組織の魅力についても語ってもらいました。


資格を紹介してくれるエンジニアの紹介

【K・Kさん】(インフラエンジニア)
クラウドインフラエンジニアとして、Microsoft Azureのインフラ基盤の構築業務に従事。
プロジェクト内ではPMとしてプロジェクトを推進することが多い。
お客様への提案から要件定義、構築、試験、運用まで幅広く対応。
現在は、過去に導入したAzure Virtual Desktop環境の更新、Windows 365 の PoC などの案件を推進。
趣味はYouTubeやNetflixなどの動画視聴。
お休みの日は飼っている猫と一緒に寝て過ごすことが多い。

【S・Kさん】(セキュリティエンジニア)
セキュリティコンサルとして、お客様のセキュリティ面でのお悩み事や課題に対してMicrosoft 365を活用したセキュリティ対策のコンサルティング業務に従事。
一方で、Microsoft 365導入や運用をご支援するプロジェクト推進も担っている。
趣味は2年ほど続けているランニング、YouTubeでの動画やサブスクサービスで映画を観ること。
休みの日は奥様と出掛けたり、洗濯・掃除・買い物などの家事をして過ごしている。

持っていて業務の役に立った資格と実際に役に立ったエピソード

【K・Kさん】(インフラエンジニア)

▼資格名1▼
Azure Administrator Associate

▼役に立ったエピソード▼
Microsoft Azure環境の実装、管理、監視に関して、一般的に活用するリソースの内容が含まれているため、Microsoft Azure環境の基礎知識の習得には一番良い資格だと思っています。

実際にクラウド事業に従事するにあたり、先ずはこの資格を習得することで、Microsoft Azure 環境の構築における最低限の知識を獲得することができます。
また、プロジェクト推進時にそれなりの知識がある状態で推進・対応することができています。
とくに知識がない状態でプロジェクトに参画すると、プロジェクト内で登場する用語の意味や関係性がわからずに、誤った認識や対応をすることが考えられます。

Microsoft Azureの事業に携わるにあたり、必須と言えるほど重要な資格と考えています。

▼資格名2▼
Azure Security Engineer Associate

▼役に立ったエピソード▼
Microsoft Azure 環境にシステムを構成することは、重要なデータをクラウド上に保持することになります。
環境構築を行うことができても、そこに保存されているデータを正しく保護し、運用することができないと意味がありません。
この資格はセキュリティに関する最低限の知識を学ぶことができ、一般的に構築時に活用するリソースの保護の方法が学べるため、システム設計時に必要な最低限の知識の習得に非常に役に立つと思います。

実際にプロジェクトで設計する際は、この資格で学ぶ内容は必ず必要となるため、Azure Administrator Associateとあわせて習得すべき資格だと考えています。

▼資格名3▼
Azure Network Engineer Associate

▼役に立ったエピソード▼
この資格を取得することで、Azure環境のネットワーク構成に関する知識を習得することができます。
ネットワークの構成に関するベストプラクティスなどが含まれており、ネットワーク上でやり取りされるデータの保護や、とりうる構成について学ぶことができます。

仮想ネットワーク間のデータのやり取りやプライベートDNSでの名前解決など、環境によってはうまく動かない場合がありますが、実際の案件において課題となったものがこの資格の内容で解決されるものがいくつか発生し、解決に至ったことがあります。


【S・Kさん】(セキュリティエンジニア)

▼資格名1▼
Identity and Access Administrator Associate(SC-300)

▼役に立ったエピソード▼
こちらはMicrosoft のIDおよびアクセス管理者向けの資格になります。
Microsoft含め昨今ではネットワークによる境界型防御から「ゼロトラスト」セキュリティを検討する機会も増えています。
そんな中、ID認証対策やアクセス制御・管理はMicrosoft 365を活用したセキュリティ対策では非常に重要な技術となります。
この資格で学んだ知識は、お客様への提案でも大変役に立っています。

▼資格名2▼
Information Protection and Compliance Administrator Associate(SC-400)

▼役に立ったエピソード▼
こちらはMicrosoft 365の情報保護やコンプライアンス管理の資格になります。
最近では機密情報漏洩や情報の保護は、企業でも導入したいという声を多くいただきます。
Microsoft 365はMicrosoft Purviewというコンプライアンス対策の機能が、年々新しい機能が搭載されるなど発展しています。

 この資格を取得することで、 Microsoft 365でデータ セキュリティ、ライフサイクル管理、内部リスク対策を実装するための基礎的な知識が身につけられました。
また、Microsoft Purviewの活用やお客様へ提案や説明するにあたり、非常に役立ちました。

これから取得したい資格とその理由

【K・Kさん】(インフラエンジニア)

▼資格名▼
Microsoft Cybersecurity Architect

▼取得したい理由▼
お客様のビジネス要件を満たすサイバーセキュリティ対策について、計画や実装を推進できるようになり、今までよりもさらに安全な Microsoft Azure 上のシステム環境の導入提案や提供をできるようにするため。
今従事している業務は、出来て当たり前となってくると思われるので、より高いレベルの業務に携われるようこの資格を取得したいと思っています。


【S・Kさん】(セキュリティエンジニア)

▼資格名1▼
Microsoft Security Operations Analyst(SC-200)

▼取得したい理由▼
こちらはMicrosoftのセキュリティオペレーションの資格となります。
セキュリティ対策を実施した後、アラート運用などはアウトソーシングする企業も多いため、セキュリティオペレーションの知識はしっかり身に着けておくと、今後自身の価値になると考えています。

▼資格名2▼
Microsoft Cybersecurity Architect Expert(SC-100)

▼取得したい理由▼
こちらはMicrosoft セキュリティの上位資格になります。
Microsoft 365、Microsoft Azureのセキュリティを網羅的な知識が必要となる資格です。
しっかり学習することで自身の知識幅や提案幅や引き出しが増える
と思うので、中々難易度の高い資格ですが、取得を目指したいと考えています。

エンジニアとして自己研鑽のためにしていること

【K・Kさん】(インフラエンジニア)

ネット上で公開されている技術情報や自己研鑽に関する多くの情報に目を通していくと、情報過多で整理できなくなります。
そのため、IT系のニュースサイト、ガートナー社が発表しているハイプサイクル、総務省の情報通信白書などを見て気になった技術について検索する程度にしています。

現在従事しているMicrosoft Azure関連の知識については、Microsoft 社が公開しているドキュメントの内容を読み込むようにしています。


【S・Kさん】(セキュリティエンジニア)

チームメンバーで月に1回、Microsoft Learnに掲載されているMicrosoftセキュリティの新しい機能の読み合わせし、プレビューや一般公開が始まっている機能をメンバー各自でテスト環境にて検証して、体験してみるという活動をしています。
更に、月の後半に検証の成果をチームメンバー間で発表しています。

私たちの組織の魅力

【K・Kさん】(インフラエンジニア)

グループマネージャーやプロジェクトマネージャーで、グループの運営やプロジェクト推進の方針を決めることができます。
更に、グループがこの先取り組むことや、新しい技術を取り入れたプロジェクト推進などをある程度自由に設定できます。
リスクヘッジは必要となりますが、自身のやりたいことを実現しやすい環境であることは私たちの組織の魅力の一つであると考えています。
これは大企業であればあるほど実現しにくいものであると思いますが、パーソルグループが社員一人ひとりの挑戦したいことを実現しようとする文化があり、組織や個人の柔軟性が非常に高いので、このような環境が実現できているのだと考えています。


【S・Kさん】(セキュリティエンジニア)

多様なお客様と対話し、様々な状況や環境に触れられる機会が多いことが魅力だと思います。
お客様のセキュリティ対策状況やお客様特有の環境による課題や悩みを引き出し、その解決にあたって壁にぶつかり苦戦を強いられることも多々あります。
しかし、同時に困難な状況の解決策を自分たちで考えて提案し解決したという経験が、提案力や技術力の向上にも繋がり遣り甲斐や自信にもなります。

また、技術力の向上や実績を重ねていくことで、Microsoftやお客様から多くの信頼や評価が得られており、そのことがモチベーション向上にも繋がっています。


今回はインフラエンジニア/セキュリティエンジニアのお二人に「インフラエンジニアが持っていると業務で役に立つ資格」をメインに紹介してもらいました。
現在インフラエンジニアとしてご活躍されている方やインフラエンジニアにキャリアチェンジを考えている方にとって、参考になれば嬉しいです。 

次回は「インフラエンジニアが持っていると業務に役立つ資格紹介~AWS編~」も公開する予定ですので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。


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