若手がリーダーシップを磨ける組織。「自分の考えに固執しない」柔軟性を身につけて次のステージへ!
パーソルプロセス&テクノロジー(以下:パーソルP&T)に2015年に新卒入社した金子理人さんは、パーソルグループ全体にIT技術を提供するグループソリューション統括部で、現在プロジェクトリーダーを務めています。
「人を引っ張っていくのが好き」と話す金子さんは、自身のリーダーシップをどのように伸ばしてきたのでしょうか。入社5年目を迎えた今、金子さんの今後の挑戦について話を聞きました。
3年間技術を磨き、歩み始めたマネジメントへの道
ーーパーソルP&Tに入社した経緯について教えてください。
子どもの頃から「ものづくり」が好きで、就職活動ではIT企業を中心に受けていました。これからの時代、物理的な“もの”よりも、ITでものづくりをしたほうが面白そうだと思ったからです。
いくつかの企業の選考を受ける中で、パーソルP&Tの面接は決して形式的ではなく、人間性をしっかり確認してくれる印象を受けました。学生ながらに、「社員一人ひとりとちゃんと向き合ってくれる会社だな」と感じたのを覚えています。
また、若手の意見を否定することなく、耳を傾けてくれる環境であることも魅力的でした。実際、これまでの自分を振り返ってみても、かなりやりたいことをやらせてもらってきたと思います。入社前に持っていたイメージとのギャップは全くなかったです。
ーー入社から現在に至るまでの仕事内容を教えてください。
3年目までプログラマーとして開発に携わるなかで、技術を極めるよりも、マネジメント力を高めたいと思うようになりました。高校時代にテニス部で部長をしていたこともあり、リーダーシップを発揮して、「自分はチームのまとめ役として人を引っ張っていくほうが向いているな」と感じていたんです。
4年目からは、その希望が叶い、プロジェクト内のチームのサブリーダー的な役割を担うようになりました。現在はプロジェクトリーダーとして、2つのプロジェクトを推進しています。
風通しが良いから、積極的なインプットができる
ーー現在携わっているプロジェクトについて教えてください。
1つは、パーソルグループが運営する転職支援Webサービスの改修プロジェクトとなりますが、改めて課題点を洗い出したところ、いくつか改善しなくてはならない箇所がありました。
そのため、品質面の期待に応えようと、計画を細かく立てて慎重にプロジェクトを進めることを意識した結果、お客様も驚くほど大きく改善が進み、大変喜んでいただけたんです。
それがきっかけで、「また金子さんにお願いしたい」と僕個人を指名してプロジェクトを依頼いただけるまでになり、大きなやりがいを感じました。
ーー丁寧なプロジェクト推進で、お客様の信頼を獲得したのですね。
はい。「まだ何かできることはないか」と考えながら、最善を尽くしてきたので、成果を残すことができて嬉しかったです。
また、もう1つ、別の転職支援Webサービスの応募情報管理システムの改善プロジェクトにも関わっていますが、近年、パーソルグループの各社でコンプライアンス体制強化が進んでいるため、このプロジェクトでは特に個人情報にあたる応募情報の管理・運用を見直しました。
この管理システムは、自分がこれまでに開発に関わってきた分野とは全く異なる基幹システムでしたので、まだ自分自身の知識には足りないところがあり、課題だと感じています。
しかし、プロジェクトリーダーとしては知識不足を言い訳にはできません。まず自分が情報を理解した上でメンバーに指示を出す必要があります。ベテラン社員へのヒアリングなどを通じて積極的に業務知識をインプットし、システムの理解を深めるように心がけました。
ーー先輩たちに話を聞く機会は多いのでしょうか?
そうですね、よく質問しています。わからないことがあったときにサポートしてくれる方々は本当に心強い存在です。話しかけやすく、親身になって話を聞いてくれる先輩がたくさんいるのは、パーソルP&Tの特徴ではないかと思っています。別の会社で働いている友人や、中途入社の方の話を聞くと、「パーソルP&Tはずば抜けて風通しが良いんだな」と実感することも多いですし、何より僕自身が人間関係のストレスを感じたことが一切ないのです。
マネジャーが若手の意見を汲み取ってくれることも、風通しの良さに繋がっていると思います。例えば、プロジェクトの体制を考える段階から、「金子さんならどうしたい?」とヒアリングしてくれるのも、すごくありがたいことだなと思います。
失敗から学んだ、現場の意見を汲み取る大切さ
ーーグループソリューション統括部で働く中で、どのような力が身についたと思いますか?
自分の考えに固執しないようになりました。きっかけになったのは、初めてプロジェクトリーダーを任された時です。「1人でどうにかしよう」と抱え込んでしまい、手が回らなくなってしまって…。パンクしかけたところで上長が助けてくれたので、大事には至りませんでしたが、あのときは焦りました。
それまでは良い方法を思いついたら、脇目も振らずに突き進んで行くタイプでした。でも、そのやり方だと、現場の意見を汲み取れず、途中でうまく進められなくなってしまいます。
ーーリーダーが柔軟性を持つことの大切さを学んだのですね。
はい。それからは、どんなに自信があっても、「自分が一番正しい訳ではない」と一歩踏みとどまれるようになりました。固定観念を持たずにプロジェクトを進めることの大切さを実感しましたね。
ーーお客様の課題解決にあたっては、どのようなことを心がけていますか?
お客様の課題をさまざまな角度から考え、根本的な解決方法を提案するようにしています。例えば、システム改善の要望があった場合には、業務の改善ポイントがないかを考えてみると、意外な打開策が見つかることがあります。
また、複数の解決方法を提案することも心がけています。もし1案しかないと、狭い範囲でしか対策を考えられませんが、複数案あれば、それを組み合わせたり、削ったりして、柔軟に考えることができます。
複数案を準備するには、自分だけの力ではなく周囲に協力をお願いすることも重要であるため、上長やプロジェクトマネジャーにヒアリングして、僕自身学びながら、1つ1つのプロジェクトを推し進めているところです。
次の目標は人材育成。“人と組織をつくる力”を磨きたい
ーー今後の目標を教えてください。
これまでプロジェクトリーダーとして、プロジェクト管理や推進していく経験は積んできましたが、人材育成も含めた組織・チームのマネジメントという面ではまだまだです。そのため、これからは人をマネジメントする力を磨いていきたいと思っています。
直近では、4月から始まった新人研修にリーダーとして参加しているので、そこでリーダーシップを発揮したいと考えています。
ーー金子さんのこれまでの経験を役立てられそうですね。どのような研修にしたいですか?
入社時点で個々のスキルレベルは違いますし、新しく学ぶことを習得するスピードも人それぞれです。研修期間の3ヶ月のなかで取り残される人が出ないように、できるだけ1人1人に向き合って、ちゃんと成長できる環境を整えてあげたいと思います。
ーー人材育成を学ぶ良い機会になりそうですね。
はい。先のキャリアを見据えて参加を決めたことなので、新入社員の育成を通じて、自分の強みも伸ばしていきたいと思います。
組織運営にも興味があるので、将来的には1つのプロジェクトだけでなく、1つの組織を任せてもらえるよう、さまざまな経験を通じて成長していきたいですね。
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