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Microsoft MVPアワード3年連続受賞のエンジニアが「外部からの評価」「情報発信」にこだわり続ける理由

DXソリューション統括部に所属する小田島哲也さんは、Microsoft MVPアワード(Azure部門)3年連続受賞という輝かしい経歴の持ち主。Microsoft MVPとは、Microsoftの製品とサービスに関する深い知識や問題解決能力を持つ人物として、Microsoft社が選定する栄誉ある賞です。

今回は小田島さんに、技術志向のエンジニアがパーソルプロセス&テクノロジーで働くメリットや、Microsoft MVP受賞のきっかけとなった情報発信のコツについて聞きました。

※ 2024年7月1日を以てパーソルプロセス&テクノロジーからパーソルクロステクノロジーへ事業移管されました。記事の内容は取材当時のものです。

プロフィール


小田島哲也さん  Qiita @tetsuya-ooooo
システムソリューション事業部 DXソリューション統括部。システム開発からインフラ構築まで幅広い案件に関わり、部内のエンジニアから頼りにされている技術的リーダー。通常業務の傍ら、過去にはMicrosoftの公式ドキュメントや、日経ITProなどのメディアでの記事執筆も 。2018年からMicrosoft MVPアワード(Azure部門)を3年連続受賞。
#MicrosoftMVP #Azure #頼まれると断れない

Azureのプロフェッショナルとして難易度の高い業務を担当

ーーまず最初に、これまでのキャリアを教えてください。

前職も含めて、Microsoft系の技術を扱うシステムの開発や保守業務に長年従事してきました。パーソルプロセス&テクノロジー(以下:パーソルP&T)に入社したのは2001年です。2010年に現在の上司の小浦さんがクラウドビジネスの専門部署を立ち上げると聞き、面白そうだと思って参画しました。

現在はDXソリューション統括部の直轄企画推進チームに所属しています。主な業務は、プリセールスやデリバリーの負荷軽減、前方支援・後方支援ですが、一部のプロジェクトには直接参画し、難易度の高い部分や、案件を請け負ったグループの不得意な部分を任されるケースも多いです。

ーー最近はどんな業務を行いましたか?

Azure関連で最近手掛けたのは、お客様のバーチャルデスクトップ環境の構築です。お客様が自社のデータセンターに持っていたオンプレミスのバーチャルデスクトップ環境を、Azure上にリプレイスしました。

私はプロジェクトのメイン部分ではなく、認証基盤の切り替えやデバイス管理を担当しました。すでに本番稼働しているところに手を加えるので、積極的にやりたがるエンジニアが少ない部分でもありました(笑)。

ーー他の人が苦手だったり、つい避けてしまいがちな業務であっても、小田島さんは引き受けていらっしゃるのですね。そのモチベーションは何なのでしょう?

そうですね・・・確かに誰もわからなかったことを調べるのはものすごく大変ではありますが、「小田島ならやってくれるだろう」と思って頼んでくれているはずなので、それに応えたい気持ちがあるんですよ。

自分がやったことのない内容を質問されることも多いのですが、できるだけ一緒に答えを探すようにはしています。正解を見つける作業は楽しいといえば楽しいですし、「小田島なら」と信じて頼ってくれる人を、無下にはできません(笑)。

技術志向のエンジニアがパーソルP&Tで働くメリット

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ーーDXソリューション統括部には、「まだ誰も手をつけていない難易度の高い技術」にもどんどんチャレンジする、小田島さんのようなエンジニアが多い印象です。技術を極めたいエンジニアが働く場として、どんな利点があると思いますか?

まず、多様な仕事ができるメリットがあると思います。私自身、メインのAzure関連以外にもMicrosoft 365 (Office 365)の各種サービスやPower Platform(Power Apps, Power Automate)関連など、さまざまな技術を扱うプロジェクトに関わっていますし、規模の大きい仕事も小さい仕事もやらせてもらっているので、経験値が上がりやすい環境ではないかと。

さらに、やりたいことをやらせてもらえるのも、DXソリューション統括部の特徴です。エンジニア同士の情報交換が日頃から活発で、マネージャー層も各エンジニアのやりたいことや得意分野を把握しているんですよね。だから、業務を機械的に割り振るのではなく「その人がやる意味」を考えたアサインがなされているのだと思います。

ーーなるほど!そういうことなんですね。他にもパーソルP&Tのお勧めできるポイントはありますか?

マネジメントの道以外でもキャリアアップできる仕組みがあることですね。当社に限らず、昔はエンジニアでも管理職にならないと昇格できないのが普通でした。私も管理者になるよう上から言われていましたが、頑なに断ってきました。

今は管理職にならなくても、アーキテクトやプロダクトマネジャーなど、さまざまな道を歩んでいくことができる環境です。1つのルートを強要されるのではなく、自分に合ったキャリアを選択できるので、現場志向のエンジニアにとっても快適な環境だと思います。

情報発信は“爪痕を残す”気持ちで

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ーーDXソリューション統括部では、情報発信に力を入れている方が多くいます。小田島さんはどのぐらいの頻度で情報発信していますか?

Qiitaでの記事投稿を毎月1本以上を目標にして 継続しています。また、不定期的にですが、自分も参加しているJapan Azure User Group(JAZUG)などのコミュニティの勉強会やイベント等での発表もしています。

去年末にはMicrosoftのIgnite The Tour Tokyo内のLT大会でAzureのサービスについて、直近では日本マイクロソフト主催のオンラインイベントで、「今まではオフラインで行っていたことを、こういう技術を使えばオンラインでも実現できるよ」という事例を発表しました。

ーーお忙しい中でも、発信を継続しているのはなぜですか?

社内からの評価だけでは、エンジニアとしての本当の価値がわからないからです。自分で存在をアピールしなければ、外の世界から評価されることはありません。

情報発信は「ここに自分がいる」と爪痕を残す感覚に近いですね。「井の中の蛙だけはなりたくない」と思って、地道に続けています。

ーー情報発信するときに気をつけていることはありますか?

せっかく発信しても伝わらなければ自己満足で終わってしまうので、読者の立場になって読み返し、わかりにくい箇所があれば書き直すのを何度も繰り返します。そうやっていると、1記事を完成させるのに、3日〜1週間はかかっちゃいますね。

よくあるのが、「読む人はこのぐらいはわかっている」前提で書かれている記事です。そうした情報は、読者を選んでしまいます。せっかく自分の記事にたどり着いてくれた人に「わからなかった」とがっかりされるのは嫌なので、前提知識があまりない人にもわかりやすく書くように心がけています。

ーー小田島さんのように積極的に情報発信したい人に、パーソルP&Tは良い環境と言えそうですか?

はい、そう思います。QiitaのパーソルP&TのOrganizationは、もともと社内のエンジニアが有志で始めたもので、後から会社の公式アカウントとして認知された経緯があるんですよ。

自由に発信できるので、情報発信でエンジニアとしての価値を高めたい方にも適した環境だと思います。

究極的な目標は「エンジニアの社会的な地位向上」

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ーーこれからの時代、エンジニアにはどのような力が求められると思いますか?

繰り返しになりますが、技術者が正当な評価を受けるためには「自分から発信する力」が重要です。

Microsoft MVPも、良い仕事をしていれば受賞できるかというと、そうではありません。実際、自分よりもスキルの高い人はたくさんいる中でこの評価を得られたのは、日頃の情報発信を含めた積極的なアピールと、技術 (Azure) に対する情熱が功を奏したからだと捉えています。

私自身の究極的な目標の一つは、「エンジニアの社会的な地位を向上させること」です。地道な発信を続け、外からの評価を積み重ねて、エンジニアという職業の価値そのものを高められたら。そんな風に思っています。

DXソリューション統括部では、エンジニアを募集しています。興味をお持ちの方は、こちらからご応募ください!

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