【50代キャリア座談会】まだまだ新しい挑戦を楽しみたい。若手の「ロールモデル」として輝くために
若手からベテランまで、多様なメンバーが活躍するパーソルクロステクノロジー。やりがいをもってはたらき続けられる組織を目指しています。
今回注目したのは「50代のキャリア」。経験豊富なベテランメンバーにとって、パーソルクロステクノロジーはどんな環境なのかを座談会で語ってもらいました。座談会メンバーのこれまでの経験や今後の展望を通じて、キャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。
※本記事に記載された内容は公開時点のものです
座談会メンバー
厳しい時代もあった。ベテランが見たIT業界の“変遷”
ーー本日はよろしくお願いします。まずは、自己紹介をお願いします!
建:佐藤建(たけし)です。当て字で読めないので、社内では「けんさん」と呼ばれています。1989年に中堅SIerへ入社してからは業務系アプリケーション開発一筋。ITエンジニアとして34年のキャリアを積んできました。
2012年にパーソルクロステクノロジーの前身であるIBSに転職して以降は、大手小売業向けシステムの保守やグループ会社向けの基盤システムのエンハンス開発でプロジェクトマネジメントを担当しています。
進一:私も社内では「進一さん」とファーストネームで呼ばれています。苗字呼びだと誰のことかわからないのは「佐藤あるある」ですよね(笑)。
私は一言では表しきれない紆余曲折のキャリアを歩んできました。汎用機全盛の時代に某メーカーのインフラエンジニアとして全国を練り歩いたり、アプリケーションエンジニアとして独立・開業したり。
2013年に東洋ソフトウェアエンジニアリング(以下、東洋)に中途入社し、IBSとの統合、パーソルクロステクノロジーへの社名変更を経て現在に至ります。お客様先に常駐しているメンバーのラインマネジメントが主な仕事です。
曽我部:私も進一さん同様、東洋組です。2011年に東洋に入社する以前は、社会人向け研修施設のインフラエンジニアやアプリ開発会社でのアプリ開発に携わってきました。2020年4月に現在の部署に配属され、システム開発のアーキテクトとして開発現場の仕組み作りなどを担っています。いわゆる「スペシャリスト」のキャリアパスを選択し、技術面から組織を支える役割です。
ーーみなさん、40代半ばで転職をされていますよね。どのような転機があったのでしょうか?
建:やはり「リーマン・ショック」の影響は大きかったですよね。IT業界は大打撃を受けて、私が勤めていたような中堅企業はとくに経営不振に陥りました。仕事がなくなり、整理解雇も行わないといけない状態。当時44歳という年齢で、養育費をはじめ、将来必要であろう親の介護費や老後の資金など、金銭面の不安は尽きませんでした。
キャリアとしても上流工程から任せてもらえるようなプライム案件で、PM(プロジェクトマネジャー)を目指していました。パーソルクロステクノロジー(当時IBS)は知名度の高いサービスを複数持っており、将来性を感じましたね。
進一:私も最初のきっかけは不景気でした。当たり前だと思っていた「年功序列」「終身雇用」の神話が崩れていったんです。ダウンサイジング *の影響で扱っていた汎用機が衰退し「会社が用意する仕事だけやっていてもダメだ」と不安を抱えるようになりました。
そんな時に出会ったのが、東洋です。IBSとの統合を経て感じたのは「とにかくいろんな試みをしている会社」ということ。それまではたらいてきた企業にはなかった「組織基盤の強さ」や「面白い仕事ができそう」という期待値がありました。
曽我部:お二人と一緒で外的要因は大きな転機でしたね。サブプライム問題などもあって、大不況の時期でしたから……。給与の未払いも続いて、転職をしたいというよりも「転職をしなければいけない」状態でした。
まずは経営基盤が安定していること。そして、インフラとアプリ開発の経験を活かして、今までできなかった「エンタープライズ開発」を経験したいと考えていました。それが叶えられそうな東洋に入社を決めたんです。そこからはキャリアの転機の連続でしたね。IBSと統合し、パーソルクロステクノロジーに社名変更があったタイミングで、新しい挑戦は絶えずやってきました。
建:当時は少なからず、不景気の影響をみんな受けていましたよね。受託開発の契約がどんどん打ち切られていきました。
進一:今とは根本的に「ITと社会の関わり」が違いますよね。今は「ITはなくてはならない」という時代になりましたけど、当時はITの部分が真っ先にコストカットの対象になっていました。カットしても人力でカバーできるし、そもそも汎用機などのリース料も非常に高額だったんですよね。時代は変わったなと思います(笑)。
年齢に関係なく挑戦し続けられるパーソルクロステクノロジーの魅力
ーー自分の役割や会社から期待されていることを教えてください。
建:現在所属しているグループソリューション本部は、パーソルグループの企業様がメイン顧客となります。その中で今任されているのが、グループ全体で利用している人事給与システムのエンハンス開発プロジェクトのPMです。
ITの力でパーソルグループ全体を支えるための関係構築や新しい領域の開拓を行い、価値を発揮することが我々のミッションだと思っています。そのための窓口としての役割は期待を受けているところですね。
また、後進の育成も求められるところです。親子ほど年の離れているメンバーもいますが、年齢はあまり気にせず、相談しやすいと思ってもらいたいと思っています。
進一:マネジャーの職責を果たすのは大前提にあります。業績管理やメンバー育成は仕事してきちんとこなしたいですね。
あとは、兎にも角にも「元気なジジイ」でいることかな(笑)。パーソルクロステクノロジーにはシニアだからという線引きはありません。年齢を重ねたから「仕事が安定的で残業が少ない部署」に異動させられるわけでもないので、年齢関係なく、やりたいことには挑戦できる環境です。
そういう意味では「若いメンバーと一緒に仕事をする」というのを体現していくのも期待されている役割の一つだと思っています。毎日プロテインを飲んでがんばってますよ。
曽我部:私が期待されているのは「率先して楽しんでいる姿を見せること」かなと思っています。アーキテクトとして技術に振り切ったキャリアパスを歩む者として、スペシャリストのキャリアを選んでも「会社から評価され、こんなことができる」というのを他のメンバーに示すことが大切です。
それが個人的な性分にも合っているので、新しい技術を布教して試したり、それを実際の現場で使えるように上に通しやすくしてあげたり。そういう動きをするのが役割の一つだと思っています。
ーーパーソルクロステクノロジーの魅力を教えてください。
建:先ほどお伝えした通り、私はパーソルグループの人たちとお仕事をさせていただくことが多いんです。やはりグループ会社という近い関係性のお客様と仕事ができる面白さは魅力だと思います。
同じ「パーソルグループ」という一体感の中で関係性を深めることで「この会社のため」「この人たちのため」に頑張ろうというモチベーションにつながるんです。仕事関係なく、飲みに行くほど親しくなれるのも嬉しいと思っています。
進一:パーソルクロステクノロジーは、やりたいことを「やりたい」と言える会社ですよね。もちろんフィジビリを考えないといけないという前提はありますが、社員のやる気の受け皿がきちんとあります。むしろ「受け皿がなければ、作ろう」というくらいの勢いです。
私が若い頃は「キャリア」という言葉すらなく、指示されたことをやるのが仕事という風潮も少なからずありましたが、今の時代はそれではキャリア構築できません。やりたいと思ったことは声に出すのが大切という中では、パーソルクロステクノロジーは非常に魅力的な会社だと思います。
曽我部:私も感じるところはお二人と一緒ですね。他にあげるとすれば、組織の風通しの良さでしょうか。とくに私が所属しているNewITソリューション部は全員がフラットに接していると感じています。もちろん仕事ですから、締めるべきところは締める必要性はあると思いますが「楽しく仕事ができる」のは魅力的な点ですね。
自分がイキイキはたらくことで「仕事の楽しさ」を伝えたい
ーー最後に、今後の目標を教えてください!
建:できるだけ長く「現場で元気にはたらいている人」になりたいですね。20代でIT業界に入ってから現在まで必死にやってきました。ITエンジニアの方であれば、一度は聞いたことがあるかもしれませんが「プログラマ35歳定年説」というものがあり、若い頃はまともに信じていました。実際、職場には若い人ばかりで今の私と同じ年代の人はいなかったんです。
35歳定年説を回避するためには、勉強すれば誰でも一定レベルに辿り着けるプログラミングの他に、付加価値の高いスキルを身につけないといけないと考えました。それからは大きな仕事を任せてもらえるようにはたらきかけ、プロジェクトマネジメント力を磨いてきたんです。
IT業界は平均年齢が若く「50代以上の人が見当たらない……自分が50代になったらどうなるんだろう」という漠然とした不安を抱える人もいるのではないかと思います。そんな人たちにとってのロールモデル的な存在になれたらいいですね。
進一:私はあと3年半で60歳を迎えます。パーソルクロステクノロジーには役職定年がないこともあり現在もマネジメント職を続けていますが、定年の60歳でマネジメント職の任は降りることになります。どういう役割を担うことになるかはわからないですが、とにかく楽しみたいですね。
昔は二徹、三徹は当たり前。休日出勤も喜んでしていました。ですが、家庭を持ってからは当然、私生活の時間が増えていきます。仕事の生産性を上げていかないと自分の時間が作れません。若い頃は本当に生産性が悪かったんだなと反省する部分もあるので、これからも生産性を上げて楽しくはたらいていきたいです。
曽我部:20〜40代にかけて組織の変化に伴い、新しいことに挑戦してきました。きっと50代も同じように新しいことに挑戦していくという状況は変わらないと思います。
やるべきことを硬い言葉で言うと「後進の育成」ですが、もっと柔らかく言うと「公私共に一緒に遊べる仲間を増やしたい」という野望があります。技術もそうですし、登山や自転車の趣味も会社の若い子たちと一緒にやっているので、仕事を通して遊び仲間を作りたいですね。
その上で「曽我部ができているなら大丈夫だ」と思ってもらえる存在になることが目標です。
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