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【セキュリティ領域のプロ集団が語る!】Microsoftの『Security / Compliance部門』にて 組織&技術者部門で2024年度アワードW受賞快挙までの道のり

こんにちは。プライムSIを手掛けるグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部の採用チームです!

先日、当社は『マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024』の『Complianceアワード』を受賞いたしました。
本記事ではどんな取り組みや実績が評価されて受賞に至ったのか?にフォーカスして、今回の受賞に大きく貢献されたみなさんにお話をうかがいました。

組織の魅力や現在ニーズが高まっている案件ついても語っていただいていますので、私たちのセキュリティ領域に於ける独自の取り組みやトレンドについて理解を深めていただけるかと思います。
更に、Microsoft Top Partner Engineer Award(Security)を受賞した社員からのメッセージもいただいていますので、ぜひ最後までご一読ください。


今回お話をうかがったみなさん

鈴木 孔太さん(写真右)
DXソリューション本部 DXプラットフォーム1部 クラウドマネジメント第1グループ
2008年4月に東洋ソフトエンジニアリング(現パーソルクロステクノロジー)に新卒入社。
Microsoft365のセキュリティ及びコンプライアンスの導入・運用支援、提案活動に従事。組織の中では後進育成も担っている。

熊倉 理紗さん(写真中央)
DXソリューション本部 DXプラットフォーム1部 クラウドマネジメント第1グループ
2020年4月にパーソルクロステクノロジーに新卒入社。
Microsoft365セキュリティ及びコンプライアンス製品を活用したセキュリティアセスメント及び対策提案・実装、更に組織内のOJTに従事。

大城 辰弥さん(写真左)
DXソリューション本部 DXプラットフォーム1部 クラウドマネジメント第1グループ
2023年4月にパーソルクロステクノロジーに入社。
Microsoftのセキュリティ及びコンプライアンス製品の機能検証、手順ドキュメントの作成、製品活用方法の顧客へのレクチャーなどに従事。
ID管理技術及びコンプライアンス製品の案件も担当している。

クラウドマネジメント第1Gの魅力とは?

――組織のミッションと魅力についてお聞かせください。

熊倉: DXプラットフォーム1部では、セキュリティや運用保守の面でお客様のDX推進に貢献しているのが大きな特徴です。
そして、私たちが所属するクラウドマネジメント第1グループのミッションは、Microsoft365のセキュリティ及びコンプライアンス製品を用いて、お客様のセキュリティの課題等を解決することです。

はたらき方としてはリモート勤務が中心ですが、オンラインでコミュニケーションを取る機会が多く、先輩やマネージャーに気軽に相談ができ、フラットな意見交換もできます。

技術研鑽も盛んで、週一で担当者が興味のあるテーマについて勉強会を行い、またMicrosoft365の新機能に関する勉強会を各週で実施しています。
新しいサービスや機能が次々に生み出される分野なので、常に専門知識を組織全体で習得しているのは勿論、新規入社者や他部署へのナレッジ共有を積極的に行っています。

このように、私たちの組織の魅力は、コミュニケーションが取りやすく学習機会が多いことだと思います。

『マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024』の『Complianceアワード』とは?

――今回受賞したアワードはどういったものですか?また、どんな企業が表彰されるものかを教えてください。

鈴木:「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー」とは、毎年Microsoftが実施しているもので、クラウド製品を活用したパートナーの中で、社会的な影響・実績をあげた会社が受賞されています。
当社は今回、全45の分野の中から『Complianceアワード』を受賞しました。
Complianceアワードの受賞は2回目で、マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤーの受賞自体は7回目となります。

――受賞するとどのようなメリットがありますか?

鈴木:今回の受賞によって、当社はMicrosoft製品を使ったコンプライアンス対策の実績が認められたことになるので、コンプライアンスといえばパーソルクロステクノロジーという認知をしていただきやすくなると思います。
実際にMicrosoft製品を自社に導入する際、ベンダーのサポートを受けたいというお客様が多くいらっしゃいます。
お客様が相談先のベンダーを調べる際に、アワード受賞企業は目に留まりやすいです。
こういった背景から、お客様からのご相談が増える可能性が高まることが受賞のメリットだと考えます。

受賞の背景

――どのような取り組みや実績が評価されたのですか?

鈴木:我々は、コンプライアンスに関わる主な製品となるMicrosoft Purview※1の導入にあたっての提案活動、ワークショップ、アセスメントについて精力的に取り組み、数多くの案件で実績をあげることができました。
これらの活動を通して知見が蓄積し、組織として高い技術力を身に付けることができました。
このようなMicrosoft Purviewの普及活動及び技術力の高さを、Microsoftより評価していただけたのだと考えます。

※1:Microsoftが提供するサービスのひとつで、組織のデータガバナンス、コンプライアンス確立を目的とした、データ資産全体を管理や保護、管理するためのソリューション

――なるほど、Microsoft Purviewの普及活動に大きく貢献されたのですね!ところで、ワークショップとアセスメントについて、具体的にどういった活動をされていたのでしょうか?

大城:ワークショップはMicrosoft Purviewがどんな製品なのかをご存じないお客様に対して、製品の利用・運用方法を知っていただくことを目的としたものです。
ラボ環境にてハンズオン形式で一緒に問題を解くことにより、Microsoft Purviewの理解を深めていただける内容になっています。
このワークショップを通して、お客様には今後自社で製品を導入する際のイメージを持っていただくことができます。

熊倉:アセスメントについては、お客様の環境にどの程度機密情報が存在しているのかを可視化する取り組みとなります。
具体的には、自社のデータをモニタリングできていないお客様に対して、我々の方でお客様の環境内に存在する機密情報と、その中に潜んでいる脅威を明確にします。
そのうえで、今後どのような対策が必要になるかを提示し、お客様にご検討いただきます。

今後の展望

――今後のセキュリティ領域での取り組みをお聞かせください。

大城:最近はお客様からSIEM(Security Information and Event Management)※2に関するご相談をいただくことが多くなっています。
背景としては、世の中全体として年々セキュリティ対策の意識が高まっていることから、ログを取得して監視を行うことに注目されるお客様が増えていることが挙げられます。

我々が提供するSIEMソリューションは、セキュリティのアラートごとの関係性を分析し、過去にあった攻撃手法などを勘案して、高度なインシデント対策をするというものです。
セキュリティ監視の運用面では、アラート検出と対策を無駄なくスピーディーに行うため、Microsoft Sentinel※3というツールを活用したログ管理を行っています。

現在、我々ではMicrosoft Sentinelの導入から運用支援を一貫して提供させていただいていますが、今後もMicrosoft Purviewも併用しながら、お客様の万全なセキュリティ脅威対策の仕組みづくりに寄与していきたいと考えています。

※2:セキュリティに関連する情報や出来事を可視化して、インシデントの早期発見や迅速な対応などを支援するシステム

※3:Microsoftが提供するサービスのひとつで、クラウドネイティブのSIEM、SOAR機能を提供し、サイバー攻撃の検出や可視化から脅威への対応までを包括的に対応するサービス

『Microsoft Top Partner Engineer Award 2024』受賞メッセージ

Microsoft Top Partner Engineer Award※4 は2023年に設立されたアワードとなりますが、なんと、今年度は今回お話をうかがった鈴木 孔太さんが受賞されました!
鈴木さんより受賞コメントをいただきましたので、ご紹介します。

※4:案件の実績や先進性、マイクロソフトテクノロジーの社内外の普及活動に貢献したエンジニアが対象で、日本マイクロソフトが審査・選出を行う表彰プログラム

『マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024』、『Microsoft Top Partner Engineer Award』どちらの受賞も大変喜ばしいことだと思っています。
どちらも私個人の力ではなく、熊倉さんや大城さんとのチームで実績を作っていった結果、受賞したものだと思っています。
改めて熊倉さん、大城さんには感謝の気持ちを伝えたいと思っています。本当にありがとうございます。
今後も是非、セキュリティ領域の技術力向上及び更に実績を積み重ねていくため、チーム一丸となって一緒に精進していきたいと思っています。

遡ること3年前、Microsoft 365という製品自体に対してまだ知識が浅くセキュリティという分野においても経験の浅い我々が、内部不正対策(Microsoft Purview)について精力的に学習し、様々なお客様に対して臆さずに提案を続けてきました。
丁寧にお客様の声を聴きながら導入や運用のご支援をコツコツ積み重ねた結果が、この賞につながったと感じています。

これからは、AIが世の中の台頭になっていくと予想されます。
MicrosoftもCopilot for Microsoft 365などの生成AIの機能が多くリリースされ、お客様も活用される機会が増えてくると感じています。
こうしたAIを活用する上では、データセキュリティおよび内部不正対策もより重要性が増してくると考えます。
我々もCopilot for Microsoft 365などのAIに対するセキュリティに対して、どういう取り組みが必要なのかをしっかり学び、今まで以上にお客様のセキュリティ対策強化に寄与していきたいです。

昨今、内部不正や情報漏洩に関する事件・事故がニュースで報道されていますが、これらは対岸の火事ではありません。
是非、内部不正や情報漏洩に関して、Microsoft 365で対策を行いたいなどのご相談がありましたら、お気軽にお申し付けください。


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