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エンジニアの“学び”をアップデートし続ける。社員の成長を後押しする教育支援制度とは?

こんにちは。プライムSIを手掛けるグループソリューション統括本部・システムソリューション統括本部の採用チームです。

パーソルクロステクノロジーでは、社員の「学び」を後押しする教育支援制度に力を入れています。

「技術力を磨きたい」と入社を決意するエンジニアも多い私たちの組織では、メンバーが継続的な学びを得られる教育サービスの選定や研修など、さまざまな教育施策を検討・実施中です。

今回はパーソルグループ向けの戦略システム企画・開発を担う「グループソリューション本部」(以下、グルソル)の所 晃宏さんと南野 崇人さんに、グルソルの教育支援制度についてインタビューしました。

プロフィール

所 晃宏(ところ あきひろ)(写真:左)
グループソリューション本部 マネジャー
前職で金融系SEとしてのキャリアを積んだ後「チームで開発を進める経験がしたい」とPMを目指して、パーソルクロステクノロジーに入社。その後はPMを経て、現在は複数のチームをリードする課長職として、グルソルの教育施策について企画・運営を担当している。
プライベートでは、ロードバイクや読書を楽しむ。

南野 崇人(みなみの たかと)(写真:右)
グループソリューション本部 システムエンジニア(SE)
大学時代には数学を専攻していたが、自分の適性とSEの仕事に親和性を感じ、2018年にパーソルクロステクノロジーへ新卒入社。入社から現在までグルソルで活躍し続けている。
魚市場に出かけて、魚料理を作るのが休日の楽しみ方の一つ。


「最終学歴」よりも「最新学歴」を大切にしたい

ーー早速ですが、グルソルで実施している教育施策の概要を教えてください。

所さん:グルソルには4つの部門があります。その部門ごとに教育のための予算をとり、それを利用して各部門に適した教育施策を実施していくスタイルです。

共通ルールは、月5時間の教育・研修時間の確保をするということ。与えられた時間と予算を最大限充実させるために外部の有償講習を積極的に活用していました。

我々の部門では、2021年度からはコロナ禍ということもあり、外部講習に代わる教育サービスの検討・利用を開始。何度でも反復して学習ができ、オンライン受講可能なサービスとして「Udemy」と「グロービス学び放題」を選定しました。

ーーなるほど。数あるオンラインで受講できる教育サービスのなかで、その2つを選んだポイントはなんだったのでしょうか?

所さん:UdemyはIT関連の講座が豊富で、メンバーの基礎学習や知識の醸成にマッチすると感じました。対して、グロービスはリーダーやマネジャーなどマネジメント層に響く講座が多く、両方のサービスを組み合わせることで、各人のレイヤーにあった教育支援ができるように運用しています。

ーー教育支援を促進される立場として、所さんが教育に大切だと考えていることを教えてください。

所さん:最終学歴も大切だと思いますが「最新学歴」が重要だと考えています。どこの会社でもありがちな話かもしれませんが「目の前の業務のなかで、仕事を覚える。学びを得る」という考え方がありますよね。実務から覚えることも大切ですが、それだけだと自分の経験上でしか成長できないんです。

別の環境に移ったときに、経験に沿ったスキルを発揮できる環境があるとは限らない。それに気づいていない人は多いと思います。
それよりも「今、自分がやっていることは理論的にどういうことなのか」を考えることで、経験した範囲以外の部分も見えてくる。そのために常に「最新の学習」をキャッチアップし、業務外の知見も得てほしいんです。

仕事

自分のペースで学習が進められるから継続できる

ーー南野さんはUdemyを活用されていると聞きました。どのように学習されているんですか?

南野さん:アウトプットとインプットの2パターンで、学習方法を分けています。例えば、プログラミング言語のようなアウトプット前提の学習は、じっくり動画をみて手を動かします。

一方、インプット学習の場合は、音声を2倍速にしてラジオのように流してるんです。作業をしながら、聞くだけでも勉強になります。

Udemyは動画なので、自分のペースで時間を有効活用できるのが魅力です。動画も10〜20分単位のものから学べますし、自分に必要ない部分は割愛できる。まとまった時間がなくても学習を進められます。

あとは、なるべく日常のなかで学んだことを反芻するようにしていますね。ただ歩いているときなど、ふとした瞬間に「先週こんなこと勉強したな」と思いを巡らせて、知識の定着を意識するようにしています。

ーー業務外から得た学びを仕事に活かされたエピソードがあれば教えてください。

南野さん:「企業がどのようなDXの取り組みをしているのか」というテーマもUdemyのコンテンツにまとめられています。そこからDXの事例を収集しておくと、いざDX案件に関わった際に「お客様がどのような観点でプロジェクトを進めようとしているのか」イメージを持ちやすくなるんです。

自分の経験以上の事例を知識として持っていたことで、普段とは別の観点で仕事を進められました。

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試行錯誤を繰り返し、さらに学びやすい制度へ

ーーあえて、現在の教育支援制度の課題をあげるとしたら何があると思いますか?

南野さん:そうですね……。Udemyは自分で受ける講座を選択できます。カリキュラムが決まっておらず「自分が何のスキルを伸ばしたいか」で自由に選べるので、好きな講座から手をつけられることが学習継続の利点です。

一方で、ラーニングパスが決まっていないことで、人によっては勉強方法に迷いが出ることもあるんじゃないでしょうか。自分もその可能性はあると思うので、仮にそうなったときに「●●の場合は、これがオススメ!」などとレコメンドしてもらえる仕組みがあれば、やりやすくなるのかなと思います。

ーー所さんは教育支援制度を企画する側ですが、南野さんのご意見はどう思われますか?

所さん:南野さんの言う通りで、どのカリキュラムを受けるか迷う人も多いです。私は自分の学習では、マネジメントの理解を深めるためにグロービスを活用していますが、Udemyも内容把握のためにできるだけ目を通しています。

メンバーとの1on1でそれぞれの課題を把握しているので「あなたはこういうところで悩んでいそうだから、これが良さそう」とオススメすることもありますね。

ーー大量にあるコンテンツの把握は大変そうです……。

所さん:いえいえ、みんなのためだったら全然大変じゃないです(笑)。取り組みとしては、良いことかなと思っています。メンバーが学習に迷ったときにできるアドバイスが、教育支援制度がある以上の価値になってくれたらいいですね。

ーー課題も踏まえて、今後どのような教育支援制度のブラッシュアップが必要でしょうか?

所さん:一つは、先ほどの南野さんの話の通りで、学習における「横のつながり」の必要性を感じています。

現段階では、何を受講しようか迷ったときの相談先がマネジャーしかいないんです。同じレイヤーの開発者同士が、オススメ講座を情報交換できるコミュニティの促進をしたいなと思っています。

先日、オススメ勉強方法のプレゼン会を実施してみたんです。その場を持てたことはすごく良くて、有意義な場になったと思うのですが、プレゼンターが今後も揃うかどうか、集まれるタイミングがあるかなど、課題も残ったと思っています。どうやってこの取り組みを継続していくかは、もう少し創意工夫が必要ですね。

もう一つは、学び方に多様性を持たせるということ。まだ正式に決定していないのですが、現在は動画や座学といった研修に充てている予算を書籍購入費にも充てられたらいいなと思っています。

研修が良いものなのは間違い無いのですが、どんな形式の情報が入ってきやすいかは人それぞれ。ドキュメントで学びたいという人たちのために、今とは異なる学習方法も考えたいですね。

学んだ技術をお客様に提供し、事業を成長へ導ける

ーーグルソルでエンジニアが得られるやりがいや経験を教えてください。

南野さん:グルソルに特化した特徴として「自分の所属するパーソルグループの成長に寄与できる」という実感を持ちやすいと思います。

僕自身、現在関わっている企業が「業界No1」となったのですが、アンケート結果をみて、業界No1の背景に僕たちがリリースしたシステムが貢献していることがわかったんです。

僕らのチームがやってきたことが、ユーザーに伝わり、システムを使ってもらい、評価されたという流れをダイレクトに感じられました。

また、パーソルグループは「これからDXに力を入れていく」と公言しています。グループ内でエンジニアとして活躍の幅を広げながら、チャレンジ精神や学習意欲を支援してくれる環境が揃っていると思います。

所さん:一次請の案件ですから、PLやPMには、リーダーシップを発揮できる、あるいは求められる機会が多いです。

今回のテーマである教育の話と絡めても、リーダーシップを発揮するための研修を受けた場合に、それを発揮できる場がある。学んだことが体験に活きるのが良いところですね。

開発者については、南野さんも触れたようにグループ企業がお客様になりますから、業務上の問題や要望などに直結した開発に取り組めます。そのため、自分の開発したものが何なのか見失うことがなく、お客様への貢献を感じやすいのが魅力です。

ーー最後に、これから「パーソルクロステクノロジーに入社される」「入社を検討されている」エンジニアの方にメッセージをお願いします!

所さん:私たちは、開発者からPMに至るまで、多くのメンバーに「学習と実践の機会」を提供していきたいと思っています。

「新しい技術を使って仕事がしたい」「チームでプロジェクトを動かしたい」「お客様の事業への貢献をダイレクトに感じたい」そんな方は、ぜひ私たちと一緒にはたらきましょう!


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